パラレルな散歩@谷根千・大人の遠足

午前10時。上野駅公園口に集まったのは、仕事や地域的な距離とは関係なく集まった、千葉、東京、神奈川の6家族10人。いつものように、全員大人、子供はゼロ。年に1〜2回、「よく聞くけど、そう言えばまだ行ったことがないねぇ…」というところを散策するようになって、今回は「谷根千」。


10:00「うさぎやのどら焼き」食べて出発→上野公園で偶然開催してた各地の物産展につかまり静岡おでん、五平餅などを→谷中墓地→谷中銀座でメンチカツ+ビール→キッシュ少々→"えいえもん"でポーチ購入→旅ベーグル購入→根津のたい焼き→根津神社→オトメで中華点心少々+ビール+紹興酒不忍池→はん亭で串揚げ、19:00頃解散。はぁ、よく食べた、じゃないよく歩きました。

今回は興味を持ってる人とセカイカメラを時々覗いたり、そしてツイートしながら、歩いてみました(iPhoneの宣伝も)。時々リツイートが返ってきて、目の前のメンバーと歩いていながら、ここにいない人たちもふっとやってきてしばらく一緒に歩いている…みたいな錯覚にふと陥ったりして、不思議な感覚を味わってました。
この日の最後は、根津のはん亭で串揚げ。比較的に近い年代が集まっているので、子供の頃のTV番組の話を微に入り細に入りして盛り上がったりしながら、その一方で、ボクシングの試合があることや、この日が第一回の"坂の上の雲"の話題をする人がだんだんと増えてくることを、twitterで眺めたり。


そんなことをしていて、いくつもの流れる早さの違う時間の流れ(タイムライン)を、行ったり来たりしながら過ごしている気分になってました。それは、面白くもあるし、酔うような疲れる感じもしたり。なんだかまだ接し方というか身の任せ方がしっくり来ない。免許取り立ての頃は、走行車線と追い越し車線を行ったり来たりすることや、高速と一般道を乗り継いでスムーズに走るのは、なかなか辛かったなぁ…なんてことが思い浮かびます。


でも思い返してみれば、TV番組の話題で盛り上がっていても、ついていけるものばかりじゃなくて、そんな時は例え同じテーブルにいても時間の進み方が遅く感じますし、逆に一緒にもりがっている時にはあっという間に過ぎるようにも感じるわけです。
そう思うと、新しいツールやサービスは、流速の違う時間をいくつも渡り歩けるようにしてくれるのではくて、シンプルに車線の巾をぐいっと広げてくれるようなものじゃないかって。みんなTVに夢中になっていた頃に比べて、関心の領域や、地理的なものは、すごく増えてますから。だとすれば慣れていないのは、複数の時間を生きてるように感じることだけじゃなくて、ぐんと広がった世界と、過去の経験や思い出という割合狭い範囲とを、往き来することなのかもしれないと思えてもきます。


天気予報では夕方頃から雨。みんな準備はしてきていたけれど、解散するまで降り出すことはなく、存分に楽しんで解散。余韻のように残ったのは、普段と違う部分の脳が疲れてる、心地よさ。。。