時を着る

simadoufu2007-01-25


時々立ち止まって眺めている、都立中央図書館前のおっきな銀杏の樹。色づくのがとても遅かったけれどさすがに年が明けた今はすっかり丸裸だ。なんて思ったんだけど、裸じゃないんだよな。茂っていても一葉も無くてもどちらも銀杏。人が服を着たり脱いだりするのとはちょっと違うかもしれない。

なんて考えたんだけれど、銀杏も人も移ろう時間を纏っているというのは同じかもしれないと思い返した。季節と、時代や流行。違うもののように思えるけれど、時の流れの中の現象ととらえれば同じなんじゃないかなぁ。それだけ生き物にとって”時間”って大きな影響力を持ち、逃れようも無いもの。毎日は、生まれて死ぬという時の流れの中にあるのだし。

久しぶりにひんやりとした空気の中で冴え冴えとした上弦の月。今晩は星も綺麗。