秋のモザイク

飛行機に乗っていて気持ちいいな〜っと思うのは、雲の層の上面とほとんど並行に飛んでいる時。特に雲の中から出た瞬間は滑ってるみたい。こんな時は窓際の席で、もうわくわくしながら外を見てます。今日も高度を下げていく時にそんな瞬間が訪れた。

雲がずっと上空になったころ、山間に海に向かうように細く広がる水田が見えた。森の濃い緑とは対照的に、黄緑色とも淡い黄色ともみえるような色が広がってる。まるで雲の影が動いていくように、夏から秋へと季節が移っていくのが見えるようだった。

到着したのは、秋田。先週の鳥取に次いで、この地も初めて。市内に向かうリムジンバスからは、緑色が薄くなった葉と頭をたれつつある淡い黄色い穂が。初秋の色はこうして出来てるんだ。何でこういう風景には気持ちが魅かれるんだろうなぁ。