自分のモノ

先週知り合いからアメリカの子供のこんな話を聞いた。
YouTubeでお気に入りのビデオをみつけた時に、子供の親(40歳ぐらいらしい)は自分のPCにダウンロードしようとするんだけど、その子供はその行為が何を意味しているか理解できないんだそうだ」
「は?」
「子供は、いつでも見れるんだから見たくなったらYouTubeにいけばいいと思ってる。だから”パパは何をしてるの?”っていうわけさ。自分のPCにダウンロードしてくるっていう概念がないんだ」
「・・・・」

驚いた。けどよく考えたら自分も似たようなことをするようになっていた。ホンの1年半ぐらい前まで、随分インターネットの情報をプリントしていたのだけど、ブックマークをするようになってからそれが激減したのだった。

デジタル化は、”容れ物”からの解放だって思うわけだけど、その行き着く先は”自分だけのもの”の消失なんだろうか(あるいはその概念が意味するところの変化、とか)。今当たり前に使ってるものは、以外にあっさりとこうやって自分の周囲から消えていくのかもしれない。さて、未来の「コレクター」って何をどうやって楽しんでる人のことなんだろう!?