基本設定

昔はSFが好きでよく読んだ。いまは、あんまり。たまに本屋のSFの棚をのぞいても全体量も新刊も減ってるような気がする。

ファンタジーも好きだった。振返ると、SFとファンタジーの違いは"いま”との繋がりが感じられるかどうかだったように思えるな〜。現実と繋がっているような感覚があるほうがSF。例えば技術的(に思えるよう)な視点が含まれるから、「なるほど〜そういうふうになるかもなぁ。。。」って感じるんじゃないか。ファンタジーは、全くの別世界。すごく似てても根本的に違うルールの世界。魔法だったり、人間以外の生き物が造る世界だったり。

SFとは呼ばれないのかもしれないけれど、社会学者・技術者・小説家の3人が組んで描く2045年の世界(ギートステイト)は面白い。南関東州とか、ゲームプレイ・ワーキングとか。そこは、時間的には確かに”いま”と繋がってるはずなんだけど国のあり方から生活の仕方までが違う。のに、「そうなるかもなぁ。。。」感がある。これを読んでいると、SFはその設定に面白さの鍵があるんだなぁって改めて思える。

この数十年間を経験していると、日々の中に大きな変化がたくさんあったから、それそのものがSFみたい。日常の設定が変わっているのに、自分の頭の中ではSFの設定が固定化されちゃってるんだな。だからワクワク感が味わえなくなってしまったんだろう。何だか他にも固まっちゃったままの"設定"を変えてみると、面白くなることがありそう!さてさて。


リンクが上手くできないみたい。。。ギートステイトの設定はここ→http://blog.japan.cnet.com/geetstate/a/2006/09/post_4.html