毎日同じことを繰り返すこと

双子座流星群のピークが近づいてる(ハズ)。でも天気予報は、全然ダメ。。。

以前脳科学者の茂木さんの本に、西田幾多郎氏は”哲学の道”を毎日歩いていて慣れ親しんでいたからこそ周囲のことに捕らわれずに集中して思索が出来た…というような話が出てきた。今読んでいる、千住博さんの本にも似た話が出てきた。「…飛躍は規則正しい生活の中からこそ生まれる、と思うに至っています。独創性とか斬新さというものは、こつこつと励む日常の積み重ねの上に、ぽんと思いつくものです」
でも、毎日繰り返しているだけでは不十分なのだ。辰巳芳子さんのコトバはそれを端的に表現していた。「…(練習には)同じものを作るべきなんです。そうすれば進歩が分かるから。でもそれには、他の人が分からなくても自分が(その違いを)分からなきゃダメなのよ。だから自分がやってきたコトの統計を持たなきゃね。例えば正月に毎年同じものを作るということは、そういう意味もあるのよ」う〜む、確か武術でも”基本が奥義”というような話があったのではなかったかな。
子供のころにこういう話を聞いていたら…とかいろいろと考えてしまうのだけど、無い物ねだりしてもしょうがない。子供への躾にはこういう側面もあったのだな。取りあえず3度の食事だけはきちんと取り続けようと思うのであった。(←オイオイ -_-;)
ルノワールは無邪気に微笑む―芸術的発想のすすめ (朝日新書)