歩くよりもゆっくりと

道を歩いている人が先へ進んでいく。こたつに入りながらぼんやりとそれを眺める。時々風があたり寒さを改めて感じる。手をこたつに潜り込ませる。たまに雲間から日が射して周りの木々の葉が光る。自分の部屋にいながら漂っているような気分だ。

週末、柳川へ。堀というか川というか、張り巡らされた水路を船下り。しかし、これがの〜んびり。たったか歩けば30分もあれば十分なところを1時間以上かけてゆくのだ。ゆっくり歩くといったって難しそうだ。スピードも時間も。他にどんな方法があるだろう、時速2kmぐらいで進むって。

内容はまるで素人臭いんだけど、喋り方がやけに流ちょうな船頭さんの声が、ぼんやりとしかかった頭を現実に引き戻す(苦笑)。鴨が三羽、追い抜いて先へ。