うどんの世界

simadoufu2006-12-26



いやいやすごい雨です。気温が真冬ならば大雪だ(そんなことになったら、ちょっとワクワクしちゃう)。
さて忘年会で、初めて大船駅で下車。思ったより大きな街なのかも(失礼^_^;)。お店は稲庭うどんを看板にした「鴇」。ほぉ〜。
いやいや、生シラスのかき揚げってウマイですね。水分と一緒にちょいと生臭い香りも飛んで、ふんわりと膨らんで口の中でほろほろそして締めのうどん。口の中でつるりっと踊る。いやぁ、稲庭うどんってこんなに美味かったんだ(笑)。運ばれた後にお喋りなんかしてようもんなら「おいしいうちに食べて下さいね!」って店員さんが気にしちゃうぐらい扱いは大変らしいですよ。

それにしてもうどんって、蕎麦やラーメンと比べて巾が広いよなぁ。作り方も蕎麦とかパスタのように薄く伸ばして切るものや、素麺のように手で長〜く伸ばしていって作ったり。調理法だってザルもあれば煮込みもあるし、焼きうどんもあれば”うどんすき”なんてのもある。粉にして使うことが前提!?の小麦粉は展開力が広いっていうことなんだろうな、やっぱり。
ラーメンも沖縄すばもパンもケーキも小麦粉だし。蕎麦もクレープから蕎麦切り、蕎麦掻き、お菓子まで展開できるけれど小麦粉に比べればちと負ける。米はその"粒"のまま食べることが多いからさらに狭そうだ。耕作に適した気候や場所の違いもありそうだ。

それにしても各地のうどんを眺めてみると面白い。稲庭うどんと同様伸ばして作るうどんが氷見にある。想像の範囲だけど、昆布のように扱われたこともあるんじゃなかろうか。北前船で…なんて、ね。腰が強い讃岐、紀伊半島の反対側には太くて腰の弱い伊勢うどん、それに博多、京都。何だか神社仏閣系が浮かんでくるのは参拝客が多くて商売になったからかな。なんていろいろ浮かんでくる。うぅ、また食べたくなってきた(←いつもこればっか…)


稲庭うどんの店 鴇 http://inaniwaudontoki.jp/html/info.html
鎌倉市大船1-25-4(電話:0467-46-9000)