日焼けで進化を夢想する


いや、ホントに参った。こんなことになるとは思いもよらなかった。自然を甘く見てはいけないのだ。例えちょっと前まで東京が冬のような寒さだったとしても。膝のちょっと上から足の甲にかけて、まるで珊瑚(?)のような色になってしまった我が足を眺めながら、本気でそう思っております。皮膚から水気が失せたように感じられ、熱を発してパンパン。足の甲から足首にかけてはまるでサリーちゃん状態なのだ(涙)。

  

沖縄本島の山原(やんばる)、東村にある慶佐次はでっかいマングローブで有名なところ。干潮時には川幅が半分以下になってしまうし、そこここに開いている穴からはシオマネキがぶんぶん腕を振る。そこで、土曜日にシーカヤックを体験したのだ。ここで予想違いがいくつか重なってしまった。まず、天気予報。この日の予報は晴れのち曇り。昼前から曇って夜半には雨。2時間のツアーは10時出発なので、ちょうど曇ってくる頃だからちょうどいいな〜と考えた。まぁ、これは大したことじゃない(ハズ)。そして、日焼け止めを腕にしか塗らなかったこと。これはカヤックがオープンタイプだなどとは思っていなかったから。そんなタイプがあるなんて〜(-_-; そのため乗船時に日焼け止めをもっていなかったこと。これがこの悲劇を決定的にした最大の要因だった。。。川から海からた〜っぷりと楽しんだツアーを終えて4時間後、なぜか妙にサンダルがきつくなっていることに気づいたのが、その兆候だったのです。


ホテルに着いて、レンタカーを降りる。
「。。。歩くのがなんでこんなに辛いんだ!? りゃりゃ。足首が、膝がうまく曲がらん。。。。。あれ?サンダルが脱げないっ!うぅ。。痛てっ。うわ、なんだこりゃ。。。Y字型の白い線が。。。久々にやっちまった-_-;ゞ」
曇りで夕日は見えないけれど、どんどん赤みを増していく我が皮膚よ。


指や足といった普段何気なくいろんなことをしている部分が不自由になると、毎日意識せずに接している身の回りの環境があれこれ見えちゃいます。小さな段差や椅子の高さ、いろんなスイッチの場所。そして目から鱗が落ちるのは、”身体のあちこちは、独立して動いているんじゃなくて調節したりバランを採ったりしながら関連しているんだぁ”ということ。おぉ、なんて感動的(ホントに涙)。 

  • 直立して立つと、腰を屈めて立つときよりも足にかかる負荷が強くなるのがわかる
  • トイレでイキムと、膝から下にも力が入りが膨れてくるのがわかる
  • 横になると足が縮み(腫れが引く)、立ち上がるとメタボリックなシルエットになる


足ってこ〜んなに”力”がかかっている(みたいな)んです。以前、骨や靭帯といった”内部”を怪我した時には感じなかった、皮膚や肉といった部分を、自分の身体を保っているものとして強烈に意識しちゃいます。なにせ人間、頭も重いですからね〜二足歩行になるって実はとっても凄いことだったんじゃないかと思うわけです、身体のあちこちが。そんなわけで、今まさに直立歩行にならんとする獣の身体に、自然と思いを馳せる昨日今日なのであります。。。うぅぅぅ。痛すぎるぅ。