快適って周りと繋がっている感覚がありつつ好きなことができることかもしれない


一年近く悩んだ末に、ノイズキャンセリングのヘッドホンを買ってしまった。ボーナスが出た後だってこと、一週間で三回飛行機で出掛ける機会が重なったこと(けっこうしんどいものだった…-_-;)など外的な要因が重なったことがひとつ。「迷ったらやってみよう!」で行ってみようと考えてしばらくいろんなことをやったのだけど、ここのところ少し守りに入っていたかもしれないと気がついたことがもうひとつ(←ボーナスが出ないと実行できないのが寂しいぃ。。。)。


家で付けていろんなことをしてみました。いや、トイレで流す水の音が遠くで聞こえるようになるんですね〜。近所でやってるマンションの建築工事の音は以外に効果が少ないような。ある程度連続した音に効果がはっきりとあるのかも。でも、何より家でつけていると家族に「周囲を拒絶してるみたい。。。」といわれてしまうのが欠点です(^_^;)


さて、本番の飛行機。いやぁ、面白い面白い。今までもそんなに気にしていたわけじゃないエンジンの大きな音がボリュームを絞ったみたいに小さくなるんですね。予想してなかったことですけど、小さな子供が長い時間ぐずって泣いたり声を上げたりしているのも軽減されます。印象派の絵で今まで一番手前に大きく描かれていたものが、遠くの風景に溶け込むように小さくぼんやりと描かたものに急に変わってしまったような。そう、まるで飛行機が通勤電車に乗っているような。いや、こうなればしめたものです。なぜって通勤電車の中での考えごとってはかどりません?本を読むでも、その日の会議の段取りや資料のプロットを考えるetc. ぼくの場合、これがあると無いとじゃ一日の仕事の出来に関わる(ヲイヲイ…)。


音響を考えたコンサートホール、実験用の無響室。何だか落ち着きません。音が無くてしかも反響していない空間って自然には無いんじゃないかと思うんです。雪原でオーロラを観る時でも何かを感じていますから。(ある程度の)音を感じていられるから、いつもと同じだって思えるんじゃないかという気がするんです。そういう状態で、何かに集中して取り組めるっていうのはなんだかとても快適なことだと思うんですけど、どうでしょう。宇宙に行くようになったら。。。どうなるのかは分かりませんけどね(笑)。