二つの未来@東京ミッドタウンの銀行探検


「夢をカタチに」「夢に日付を」。こんな理念を掲げているのはどんな会社だと思います?いや、まさか、銀行に行ってこんな話しを聞かせてもらうことができるなんて。。。六本木・ミッドタウンタワーには銀行が二つはいってます。りそなとスルガ。どちらもこの支店で初めて足を踏み入れました。冒頭の理念は、このうちの一つスルガ銀行の企業理念です(ただし、HPをみてもディスクロージャー2007年版をみても見つけることは出来ませんでしたけど…^_^; ←すみませ〜ん。2007年版に記載ありました!)。そして7階のスルガ銀行ミッドタウン支店(…場所としては不利だろうな)は中へ入ると。。。ちょっとドキドキします。夢の研究所、ということでd-Labと呼ばれてるそこには、いわゆる銀行の窓口がありません(一番奥の扉の中にあるのだとか)。代わりに目に付くのは、ちょっと面白い分類で集められた本が並ぶライブラリーと、バレーボールぐらいのトラックボール+大きなプラズマディスプレイをゆったりと囲んでいるソファー。


銀行に行く時って、なぜかワクワクはしませんね(^_^;)。意味合いは大分違いますけど、なんだか"病院"にいく時と似ています。行かなくちゃいけない…という義務的な思いで行ってます、銀行。


「今までは、みなさんがいろんな思いの詰まったお金をお持ちいただいても、単に商品の一つとして扱われてしまうという不満を持たれてしまうところだったかもしれません。。。」
うぅむ、そこまで考えたことも無いと言うのが本心な気がするけれど、買い物をしてお金を払う時に比べるとずいぶん違うことは確かだ。


「お金を貯めたり預けたりというのは、何かの夢を叶えるためにされることだと考えています」
なるほど、そんなふうに考えたことは無いけれど、そう言えるかもしれない。


ライブラリーの"環境について柔らかく"という棚には「風の谷のナウシカ」が並び、"自分と向きあう"のところには「火の鳥」が。いろんな夢へのヒント、というチョイスなのかな。Google Earthに貼り付けられたいろんな人の夢がディスプレイに映し出されている。ここで誰かの夢をみて、自分の夢に改めて気がつく…なんてこともあると面白いだろうなぁ。d-Labとしても多くの人が共通して夢見ることがあるならば、それをサポートする仕組みや商品を開発すればいいっていうわけだから、よく考えられてる気はするなぁ。


スルガ銀行って地方銀行の中でも横浜銀行静岡銀行などと得意とするエリアが重なってるから、競争という意味ではなかなか厳しい環境に身を置いているらしい(wikipediaから)。d-Labという取り組みは、2015年を目指した長期計画の一環らしいのだけど、この競争の激しいところにいるからこそ自ら変化を先に起こそうということに繋がっているのかも。


ところで4つ下の階にある、りそな銀行。フランクロイドライトの照明がたくさんな並んだこれはこれで柔らかな雰囲気の支店でした。でも、7階をみた後では今の銀行の範囲の中でできることを頑張ってる…という印象を持ってしまったのでした。ただし、最後に選ぶのはお客さんですよね。どっちになるのかな。ミッドタウンに行った時に一度覗いてません?面白いですよ(^_^)