食物繊維過多!?


この週末。月に二回届く、千葉県は山武からの野菜の詰め合わせ。今回は、レタスに、水菜に、ミニ白菜に、ズッキーニや、ピーマンやら。それに定番ともいえる人参・大根・椎茸など。
さらに、この週末はグリーンアスパラたっぷりのポタージュスープに、蕪の入った隠元豆たっぷりのスープ。そして、いただきものの旬のホワイトアスパラたっぷりが控えていました。これに加えて、愛用している愛媛の無茶々園に頼んでいた、南津海(なつみ)というまだあまり出回っていない柑橘と、取れたてのそら豆が1kg加わって、もうお腹ぱんぱん、食物繊維た〜っぷり。ふぅ。私の腹は、ハイ、張りまくってます。


でも、わかったことも、いろいろ。初めて知りました、ホワイトアスパラの先端って、栗みたいにほっこりとしてるんですね。そら豆って、鞘で600g近くあっても、剥いちゃうと200gぐらいなんですね。うむ、鞘の使い道はないものか。水菜は、水に浸けておいても復活しないぐらい、へろへろしてるけど、ハーブ並みに香りが強い。あまり考えなしに、他のものとあわせると、互いに不幸になる確率が高くなりそうです。さすがに、はりはり鍋に使うだけのことはありますねぇ。濃い味のものとあわせた方が、無難なように思います。


そんなファイバーな週末が開けて、月曜初っぱなは、立川志らくさん独演会・志らくのピン。こちらは、こころの食物繊維!? 今晩の内幸町の独演会は、また一層すごかった。まくらが一席分かも、という始まり。そのまま、いつもよりたっぷり。この夜のことは、別に書きたいと思いますけど、そのことだけ、どうしてもいいたかった。


。。。だめだ、やっぱり書いちゃおう(翌朝追記してます)。前座の志らべさんに、師匠がアドバイスをするという滑り出しで、志らくさんスタート。自宅近くにあるという、ケーキ屋さんでの注文の一幕を、紹介しはじめた。ところが、これが、まるで落語。今様与太郎店員と志らくさんの掛け合いが、いきなり会場を別世界に連れてっちゃった。与太郎は、時代を超えるのですね。志らくさん、枕についての新しいツボを発見したのかも。
このあと「錦の袈裟」「おせつ徳三郎」「抜け雀」と続いたんですが、終わってみると、今日のテーマは"与太郎"?、と思うぐらいの連なり。一席目は、そのものずばり、奥さんのいる与太郎。中とり、とりにも、丁稚、亭主と与太郎的部分を持った人物が活躍。そんふうに見えてしまうぐらい。そういえば、錦の袈裟を終えたあとで、「ああいう噺は数年前の私だったら、五分で終わっちゃったでしょう。いまは、ふわふわとはなせるようになりました」と志らくさん。ご自分でも、何か変わっていることを認識し、楽しんでるみたいにみえます。演じているほうが楽しんでいれば、聴いてるほうが楽しくないはずが、ない。
この、与太郎って落語ならではの人物だと思う。バカボンとパパが合体したみたいな。台詞が無いと、その面白さがでないから、歌舞伎ではできないだろうし。もしかしたら志らくさん、与太郎(的な人間の部分)を切り口に、いろんな噺を落語にしようとしているのかなぁ。そうだったら、楽しみだなぁ。そう観客には見せながら、そんな自分も同時にみてるんでしょう。舞台でご一緒しているという、なべおさみさんから掴んだなにかも、プラスしているんでしょうね。


終わったあとの飲み会では、異口同音に「今日は…凄かったよね〜」と同時発声。気持ちをすっきりさせてくれる、そんな効果たっぷり。やっぱり、少々無理しても、いまはこの人の会に、行かないと悔いが残りそう。そうそう、そういう繋がりでは、明日の談笑さんも、楽しみなんであります。