ブランドの原点


千葉から”おすすめ野菜セット”が届いた(^_^) 月に一度、20年ぐらい前から有機野菜に取り組んでいるという山武の農家の人たちからお任せで送られてくる。今回は、こんな中身。10種類ぐらいがどっさり。

いやぁ、根菜系が増えてきたぞ。おぉ、レタスだ。レタスはここから取り寄せるようになって食べるようになった。いや、嫌いって分けじゃなかったけど、味ないし。。。なんて存在だったからねぇ。でも箱を開けると香りがふわ〜っと立つ。口の中で程よい苦味、微かな甘味。いやぁ、生まれて初めてレタスを意識した(笑)。人参も、大根も、牛蒡もみ〜んな愛おしくみえてくる(苦笑)。

有機野菜は今じゃどこのスーパーだって扱ってるし、居酒屋の中には野菜全部有機野菜!なんてとこもある。これぐらい増えてくるとそりゃ〜いろいろありますわな。千葉から取り続けている理由のひとつは味にあるわけだけど、もう一つ大きなものは”相手の顔を知っている”ことなのだ、きっと。

食べ物に限ったことじゃやなく、何かを続けて購入したりつき合っていくには、相手に対して「なんとなく」でも”信頼感”(のようなもの)が必要だ。その相手が”人”である場合、信頼感は意識しやすい。互いに話したりできる関係になれるとなおさら。相手が”団体や組織”の場合、その対象は”組織名”のようなものになるのだな。そんな場合は、”信頼感”を疑似的にでも形成できるようにいろんなことを自分なりの理由にしていく気がする。そうやって、ブランドができあがっていく。

組織が作る方のブランドは人の思いで継続するけれど、担う人はどんどん変わっていく。人から離れた存在だ。だからって身の回りの全てを相手が分かるようにしたい、なんてことを考えてるわけじゃない。でも、相手がいてやり取りができる関係は楽しい。ブランドを相手にしていても、そのお店の店員さんと顔見知りになると楽しいもんね。自分が望んでることと、相手が作っている(作ろうとしている)世界が同じ(かもしれない)って感じられると、お互いにハッピーなんだと思う。それが人でも組織でもブランドにはいい状態なんだ。きっと。
毎月届く野菜で、そんなことを時に考えたりして(^_^)