今年最後の「21世紀は21日」

simadoufu2006-11-22


新宿での志の輔さん独演会に落語が初めての友人と。一席目は「踊るファックス」。間違って届いたファックスをきっかけに起こるやり取り、気持ちよく笑えます。でもちょっと小さい骨が引っ掛かってるような部分が、全くの架空じゃない雰囲気を出します。テンションが高くなったセリフが連続する中に、ふっと現われる覚めたセリフ。登場人物になりきっているかと思えば、一瞬のうちに引きで見て…なんて心地よさがテンポよく続いて(^_^) いつもながらの熱演、志の輔さん終わった時にいつも以上に手ぬぐいで顔を拭ってました。

松本ヒロさんの”身体で読み上げる”ニュース(←なんど見てもあの身のこなしはスゴイっ!!)を挟んで、二席目は「紺屋高尾」。「ほろっ」と「がははっ」が緩急つけて折り込まれる。う〜ん、見事!あり得ない話なんだけど、ライブ感とともに目の前にシーンが浮かんでる。昔のような、現代のような、どちらでもあってどちらでもない光景。それでいて自然に感じる面白さ。昔々に母親に絵本を読んでもらいながら夢中になってた。。。なんていうことに意外に近いのかもしれないな〜。

毎年最後の会は、観ているぼくらも一緒に三本締め。一気に舞台と客席が一つになる。「…今日は風邪ひいてて随分熱があって…」と志の輔さん。そ、そうだったのか。。。いやそうだったとしてもお見事でした!
いろんなことを置いといて、信頼しきって、何も気にすることなくじんわりしたり笑ったりできる時間。いろんな方法があるけれど、毎年1月のパルコでの会も含めて、自分の生活の一部として欠かせないものになってますね。
さぁて、いよいよ年末だ(笑)。