VIRON〜丸の内租界

渋谷の東急本店前のVIRONはなかなかいく機会が無い。できた当初にバゲットを何種類か購入して食べ比べたけれどそれっきりに。ということで食事をしたのはこの新店(丸の内TOKIAの1階)が初体験となりました。11:40頃で既に7割以上の席が埋まっている感じでなかなかの繁盛ぶり、かな。ランチメニューは、豚、魚、鳥、サラダから1品を選ぶタイプ。ちょっと迷ったけれど、豚肩肉のトマトソース煮込みを選んだ。温められたバゲットをつまみながら待つ。かりっといい色に焼けた皮とわら半紙のような色味をして気泡も多いむっちりとした中身。バゲットだけでも十分いけますね。とメインが登場。

なかなかのボリューム!そしてなかなかにいい味。トマトの酸味、塩味。どれもが突出することなく、肉の脂も強くない。ちぎったバゲットをつけながら食べると、思わずワインが飲みたくなる…けど、我慢。付け合わせの野菜も、柔らか過ぎず変な甘い味でも無く、それぞれの野菜の味がしてまずまずいい感じ。う〜む、きょうもいい気分でランチである。

「お久しぶり〜!今どこの会社だっけ?」
「久しぶり〜霞が関だよ」
「そういえば、あの子は会社移ったんだよね〜」
「そうそう、いったん移ったんだけど先月また変わったんだって」
「え〜!?」
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右隣のテーブルに3人組。どうやら海外在住経験者らしい雰囲気だ。

おっと!反対側ではアメリカ人(?)とその連れのポニーテールの兄ちゃんが、隣のテーブルに座ってる女の子に名刺を渡してる。一緒に来た母親が席を外しているタイミング(笑)。女の子、ちょっと照れながらも戻ってきた母親にはそんなことがあったなんてことはみじんも話さず名刺をさりげなくしまったぞ。

渋い赤と青に塗られた壁、むき出しのコンクリや壁紙じゃなく深い茶で塗られた木の壁。ちょっと赤みのある照明。ふと今どこにいるのかわからなくなっちゃった。1年前のフランス旅行で入ったパリのビストロを思い出す。周りのビルの地下には、居酒屋のランチをはじめ見慣れた雰囲気の店が並んでる。丸の内って不思議な街になったんだな〜。一人でとるランチも、なかなかに楽しいのだ。ということで、デザートと飲み物も頼んでもう少しぼぉーとしていようと決め込んだのだった(^_^;