舌が覚えたあれこれ

覚えたといっても思い出せないこともあるわけで(笑)、メモの意味も含めて。

  • Mt.Cook Salmon(鮭)

 

なぜか海の無い山の麓に鮭いる。まぁ、川を上るからいてもおかしくないのだけど、あの色の水に魚がいるというだけで不思議な感覚です。どんな色の水かっていうと、LANのケーブルってありますよね、水色の。あんな色のお〜っきな湖があるんですよ。そこから運河(といっても流れはそれなりに速い)をひいていて、その運河に囲い作って鮭がいるんです。生け簀みたいなものですね(写真で分かるでしょうかね。。。^_^;)。粒状のえさをその囲いにぱらぱら落とすと、上を下への大騒ぎ状態(これだけでも意外と楽しい)。で、なかなかいけるんですよ!食べても。
今回買い求めたのは、半身(フィレ)と、いわゆるスモークサーモン(冷燻)と尻びれと思われるヒレの肉だけを集めた燻製(温燻)。フィレは塩コショウで炒めただけでも十分。脂が乗りすぎずいい具合にさっぱりとしてなかなかいけます。ぺろり。燻製は尻びれのところが、ヒラメの縁側じゃないけれどまたいい。これは他のメンバーにもとっても好評。なんとか日本に持って帰れないかとワインを肴にあーだこーだと考えましたけどあきらめました。

ニュージーランドムール貝です。(海で見たことは無いけれど)貝殻の縁が綺麗な緑色をしてます。今回Queenstownのスーパーの魚介売り場で見た時にゃすでにGreenLippedでした。加熱で出る色じゃないんですね。で、ムール貝っていっちゃうとペスカトーレとかパエリアとかに貝殻ばかり目立って縮こまった身のあれね〜なんて思っちゃうけど、あぁた!取れたての帆立を初めて食べた時の驚きとでもいいましょか、貝殻にしっかりっ詰まった身が見目ぷるん、歯でプリっ、舌でぢんわり。ひなびた匂いや縮こまった食感などかけらもありゃしないのです。身が赤いのと白いのがあって雄がどっちだのといっていたようないないような…結局違いを味わうまもなく食べ切ってしまいました。レストラン(←6年前にも行ってよかったQueenstownのSoleraVINO)の調理の具合も良かったんでしょうね〜。

  • Bing(サクランボ)

 

夏は、果物もなかなかです。道を走っていると看板が誘います。時間があればもぎ取りなんかもやってみたかったんですけど今回は断念。で、立ち寄ったのがサクランボの直売所。3種類を売ってたので、売り子のお姉さんに「どんなふうに違うの?」「このSTella(左の奴)は一番大きくて、こっちのはそれほど大きくなくて…」。。。(^_^;ゞ 「どれが一番好き?」「これかしら(右)」。試食もさせてもらって買ったのはやっぱり”それ”でした。あはは。真ん中の佐藤錦みたいにみえるやつ、頭は見た目でうまそーと叫んでたけど味が薄くてちょっと好みとは違いました。Bingは爽やかな甘味と後口をすっきりさせてくれる適度な酸味。季節の果物を朝に夕に気軽にぱくぱく食べて美味しいっていうのは、気持ちよく頬が緩んじゃう。

ミネラルウォーターも買いましたけど、カフェやレストランで出てくるのは多分水道水。でも、どれもが硬くない印象なんですよ。日本茶煎れても紅茶いれてもなかなかいい。目立たないけれど、実は水ってのもポイントなんじゃなかろうかと。