牡蛎フライ@レストラン七條(神保町)

ニュースでは騒がないようになってけれど、完全におさまったわけではない例のウイルスのおかげで、養殖業者の方は年末から大変な苦境になってしまったのだとか。今シーズン、ボジョレーの時期に食べた生ガキから始まって家でもずいぶんフライにした牡蛎。外でも、フライはもちろん、釜飯、中華と個人的には加速感があったのだけど、年末年始でそれも一服。今年の食べ初めは、海老フライがとても有名だというこのレストランで。

集英社小学館、隣り合わせなんだと今さらながらに確認しつつ小学館の地下へ。12時15分前にも関わらず何軒もある飲食店の中に、一つだけ既に10人弱の行列ができている店がある。おぉ、目指す七條はそれだった。昼時は相席状態、一人だったことが幸いして割合早めに席に着くことができたのだった。フライの盛り合わせや海老フライを食べている客も目に着くがそれだけじゃない。日替わりの鳥をはじめ、肉料理の客も。やはりただの洋食屋じゃなさそうな雰囲気がある。えぇい、しかし迷ったら初志貫徹あるのみ(苦笑)。

はじめに来たのはカップに入ったスープ。何だか子供の頃に飲んだ野菜の入ったコンソメ系のスープだ。妙に懐かしい気分だなぁ。お、きたきた。こりゃまたすごいな。皿に盛られているのは、カニコロッケと見まごうような立派な牡蛎フライが四つ。それに千切りキャベツを中心としたサラダ(牡蛎フライにはキャベツの千切りと思っているのでちとうれしい)。添えられたレモンをたっぷり搾ってまずはそのまま。ほぉ、さくっとした衣とじんわりとした牡蛎がいい感触で口に広がる。

コロッケと豚カツ。どちらも揚げ物なんだけど、割合さくっとして軽い衣のコロッケと、しっとりしてしっかりした豚カツ、ってイメージありません?ここの牡蛎フライは前者の感じ、といったら伝わるかなぁ。でもね、衣と牡蛎の境界部分のかりっとした感じはあるんですけどね。もちろん、どちらもすきなんですけどどこにこの違いが生まれる差があるんでしょうねぇ。。。ちょっといい洋食屋さんとレストラン。
そうそう、これまたず〜っと続いていると思われるタルタルソースがついてきます。酸味が弱くてちょっと物足りない時は、テーブルにあるソースもどーぞ。う〜んでもレモンをたっぷりかけて、っていうのもよかったなぁ(^_^)

相席の前のお客さんの肉を眺め、黒板に書かれた夜のメニューを眺め、一度夜来てみるのもよさそうだなぁなんて思いながらのランチでした。

さて、今シーズンもあと一月ぐらい。次の牡蛎は何処に行こうかな。


●レストラン七條:千代田区一ツ橋2-3-1 小学館ビルB1 (3230)4875