空にいる視点


金魚店は思わぬ裏道にあらわれる。わずか二軒だけど、ふらふら歩きでみつけたごく個人的な思い込み。二軒目は本郷の裏道に出現した。水槽に、釣り堀(!)に泳ぐ金魚を見ていたら飛んでいる気分になった。

  

不思議なことに、水槽を見ているとそんな気分にはならないのに、釣り堀ではなるのだ。違いは見ている位置。横からか上からか。多分、上から見ると自分がより高い位置にいると無意識に思い込むのだろう。金魚が水の中を泳いでいるものだから、距離、というか高さの感覚が揺らいでまるで空にいるみたいに感じる。

都心の空は、思わぬ裏道に繋がっているのかもしれない(笑)。