駆け込みで、ハシゴ。


出歩けば、必ず何かに巡り会うものだ。きっと。(←犬か!?)


その1)4月16日終了、佐藤卓展「日常のデザイン」@博多

今年初めまで水戸芸術館でやっていたけど行けなかったこれに、なんと博多で出会ってしまった。仕事が終わって天神駅をおりたら偶然目に留まった、ビルから下がった垂れ幕(^_^) 夕食のことを考えることも止め、早速道を渡ったのでした。


会場は地下と8階の二つに分かれていて、地下の一部はこんな感じでいつもそこにあるかのような。見慣れたサイズでは気がつかなかったおもしろさが拡大されると見えてくる。キャラクターも実物サイズになってそこにいると、サイズというもので無意識にいろんなことを決めていたことにも気がついたり。

  


8階では佐藤さんが今までに携わってきた、仕事の数々が紹介されている。そしてその時に考えたてきたことが、簡潔に表現されている。例えば、”失敗した仕事”には「…ものごとは失敗したときよりも成功した時に、どれだけその成功の理由を知るかが重要である…」などのように。このくだり、よく仕事で言われる”成功体験がないと人は成長しない”を思いだした。きっと佐藤さんは、感じたことをちゃんとコトバにすることをするひとなのだ。確か、今日は対談が行われている、ハズだ。いいなぁ。

 日常のデザイン@博多 http://www.ims.co.jp/event/exhibition/03_21.html
 佐藤卓デザイン事務所 http://www.tsdo.jp/flash.html



その2)4月18日終了、安藤忠雄「2006年の現場」悪戦苦闘@21_21(東京ミッドタウン

ほとんどが地下なのに、風を感じる。思わずなでてしまう、様々な質感をもったコンクリート。手で触れられる目線の高さまでおりている屋根。グレーで一見分かりにくそうにみえるけど、不思議に目に留まるちょっと楽しい”矢印”の案内。

偶然にも佐藤卓さんも加わっているこの新しいデザイン発信ベースの歴史を中心に、昨年の安藤さんの主な仕事を垣間見せてくれている。構想・企画から二転三転した計画、その過程でかかれている多くのスケッチや、模型(こんなに作るものだとは知らなかったなぁ…)。そして完成すると見えなくなる鉄筋や表面がつるつるになったコンクリを流し込むパネルなどなどがあと3日間、ここに。

きっと行く度に何かを発見してしまいそうな建物だなぁ。入ってすぐの、目線より気持ち下にある細長〜い窓が切り取る風景が、妙に気に入ってしまった。


 2006年の現場・悪戦苦闘 http://www.2121designsight.jp/schedule/program.html#sc4