やってみると、みえるものがある


しばらくネットにもご無沙汰していた時期もあったので、ちょっと前のことになっちゃったけれど、お盆のころに熟れたトマトを2kgほどいただいた。自分とこで食べるために農家がつくったやつ。そのまま食べてもいいのだけど、何だかもったいない。さてどうしようか。おぉ!そういえば「今日の料理」で子供たちがサルサ・ポモドーロ・フレスカを作っていたっけ…ならば。と自分でもやってみた。


ヘタをくりぬいて、湯むきしたトマトを横半分に切って種とそれを包むようにある緑色のゼリーを取り出して、そこから滴る汁や濾す。汁気をあらかた出してしまってからざく切りにして、煮込んでいく。難しいことは何もないのだけれど、大玉のトマトが10個あると同じことをそれだけ繰り返すことになる。なんだか素振りをしているような感覚(笑)。出来上がったソースは、ものすごい一品が出来た!というよりも醤油や味噌のような、いろんな料理に使ったり合わせたりできそうな"ベース"のソースだな〜というもの。さっぱりした酸味とトマトの旨味。トマトをそのまま食べるよりも、トマトが味わえるように感じるのが面白い。市販のトマトソースって、トマト以外のものが入って出来ている味(それがいいか悪いかというのではなくて)なのかがよく分かる。


でも一番面白かったのは、トマトのどこに"ジュース"が貯まっているのかが分かったこと。種を蓄えたぷるぷるのゼリーの奥、ヘタや先に近い部分。小さめのスプーンで透明なゼリー状の部分を手前に手繰るとその奥からとぽとぽとあふれるようにボウルに滴ってくる。何十年も生きてきて(^_^;)そんなことを初めて知ったのだ。いやぁ、こういうことが毎日のすぐ側にも、まだまだあるんだなぁ。。。まるで夏休みの自由研究(笑)。


明日(9月6日)の9:30、このソースを子供たちに教えていた辰巳芳子さんがまたTVに登場する。さて今度はなんだろう。