ライブ vs. DVD


9月12日売り出し開始となった(?)、立川志の輔さんのDVD三枚。ほぼ毎月、新宿は安田生命ホールで行われている「21世紀は21日」での一席がDVDになってしまったのだ。おぉっ!!自分が見に行った回が偶然にもそれに含まれていたりもするので「えぇい、ままよ!」と大人買いと相成ってしまった。演目はそれぞれ、”三軒長屋”、”百年目”、”山崎屋”。スイッチを入れると、見に行かれた方なら分かる、季節の花の切り絵がざぶとんの背後に懐しく浮かび上がって始まり始まり。


。。。と微かな違和感。志の輔さんの声がところどころ聞こえない。あれ!?とボリュームを上げるとこんどは大きすぎる。その場で聞いていた時にはそんなことなく小声で演じていた声もちゃんと聞こえながら叫ぶようなセリフだって楽しめていたのになぁ。。。クラシック音楽を聴いている時に小さな部分に音量を合わせると、盛り上がった小節のところで大きすぎちゃうというまさにあの状態なのだ。TVのスピーカーでも、外部スピーカーにつなぎなおしても状況は変わらず、だ。


劇場の音響効果が流石なのか、人の"耳"というものがそういう効果をもたらす無意識的なアンプの役目をしているのか、よくはわからないのだけどライブが凄いというのはそういうところにもあったのだなぁと気がついた瞬間。咳払いとか、レジ袋のようなものをがさごそする音とか、そういう音までちゃんと聞こえている"生"に対して、よっぽど静かなDVDなのになぁ。


ということは、TV番組って最初からそういうことが無いようにつくられているんだね。TVの生番組も、それはそれでライブの一種ではあるんだけど、そんなところが違うモノなんだ。うぅ、チケットとるのがほんとに大変なんだけど(この間なんか、10時売り出し開始で10時3分に繋がった時には"予定の枚数は終了しました"ときたもんだ。ぐっすん)、何とかゲットしてまた行かなくちゃ(苦笑)。


。。。そうだ。ヘッドホンではまだ試してないなぁ。もう一度それでやってみようっと。