いつかまた

 空気SNS〜呼応する芸能@志の輔らくご21世紀は21日(明治安田生命ホール、新宿・東京)

何人ぐらい、当日券に並ばれたのだろう。後ろ半分の客席の通路は、一段に二人分ずつの座布団で、埋まってる。遅れてきたお客は、自分の指定席に座るのも、えっちらおっちら。舞台の上には、高座が作られ、座布団が一枚。その背後には「志の輔らくご」の文字…

 バレエというオーケストラ@Kバレエ公演「ロミオとジュリエット」(2009年11月6日、東京文化会館)

落語が「歌」である(←堀井憲一郎さん曰く)ならば、言葉の無いバレエは何だろう。誘われて久し振りに足を運んだのは、Kバレエ公演「ロミオとジュリエット」。演目も初めて観るものだし、この会場は舞台も広めで音もいいように思うのでそういう点でもちょっと…

 雷雨中夜来的皆既日食観望@上海・余山(She Shan)

今日の東京の午後の空は、やけに眩しいです。まるで、日食前日の空みたい(涙) 一面、雲。日本を発ってから、ずっと飛行機の下は雲ばかり。上海到着直前に、遠くに見えた雲の城のような、積乱雲。異様な無気味ささえ、感じます。まさか、すでに…と日本でチ…

 何かが伝えられていくためには、それを受け入れたり、使う人が不可欠であること@金細工(かんぜーく)またよし(首里、沖縄)

先月(もう先月だ…)の沖縄行きでは、今まで気になっていたところを、訪ねてきました。ご紹介した以外にも、一番好きなちんすこうのお店"本家新垣菓子店"や、自家製の釜でパンを焼いている"宗像堂ベーカリー"、山羊料理が復活していた"さかえ"に、みごとな回…

 梅雨入り直前@琉球料理乃山本彩香(那覇市、沖縄)

毎年何度か、通うかのように沖縄にいくようになって、そろそろ9年。もう無くなってしまったり、移転したりしたお店もあります。その一方で、このお店があるから、いまでも最低年1回は那覇に行く、というぼくにとってとても大事な存在がこの「琉球料理の山本…

 談春山で花見の宴@立川談春ひとり寄席(下北沢711)+独演会(神奈川県民ホール)

この一週間、メタボ化まっしぐら〜!なぐらい、たっぷり落語を堪能させていただきました、ハイ。ブロッサムの志らくさんと、久し振りの、そしてやっと今年最初の談春さん。い〜い気持ちです。もう、食べられないぃ。この二人の師匠が座布団の上から発し包み…

 900人を前に、芝居落語@立川志らく独演会(3月18日、銀座ブロッサム)

食べ物話が中心だったこのブログ、最近は落語の方が増えつつあります。理由は…外食よりも落語にいくほうが回数が増えちゃってるからです(爆)。食べ物ネタ期待のお方がもしいたら、ごめんなさい(いないと思いますけど…)。 さて火曜日は、毎年一回志らくさんが…

 自給自足な島料理@はてるま(島料理、大原・西表島)

10年ぐらい前でしょうか、那覇の国際通りからちょっと入ったところに「はてるま」というお店がありました。沖縄に通いはじめたころ、次はあの店へ!と思っていたら…無くなってしまったのです。数年後、そのお店が西表島で復活したと聞き、密かに(笑)メモをし…

 続けてると、変わることも楽しめるようになるのかもなぁ@福田フライ(立ち飲み、野毛・横浜)

「10年続ければ、一丁前になれる」とは吉岡隆明さん曰く。それがなぜかということの一つの見方を糸井さんが書いてました。10年も続けていると、身体のほうが影響を受けて(それに合うように)変わっているもんだ、と。なるほど確かにそんな気はする。 自分が食…

 極私的うどんの原点、のような@どんたく(手打ちうどん、二子玉川・東京)

"うどん"を意識するようになったのはいつごろのことだっただろう。子供の頃も、もちろん身近な食べ物ではあったけれど、ただそれだけの存在だった気がします。手打ちだとか種類だとかコシがどうの…なんてことを、最初に意識したのはこのお店だった気がします…

 紙と糸と触感でつくるカタチ〜製本ワークショップにて

自分の手で感触を楽しみながら、形になり、作り上げられ、手に取れるようになり、誰かにみてもらうこともできるようになる。不思議に嬉しさが込み上げてきます。料理もそうしたものの一つだと思います。他には最近そうしたものに関わっていない気がします。…

 お帰りなさい!レッカー・ビッセン(ハム・ソーセージ類、下目黒・東京)

月の初めは、気持ちの良い晴天。林試の森公園はもうプラタナスの茶色の葉が随分と落ちていました。木々のあるところでは、目をつぶって風の立てる音を聞いているだけでも"季節が変わったんだな…"と感じられます。ここまで足を伸ばして散歩しにきたのは秋の公…

 緑と風とシークヮーサー@がじまんろー(カフェ、大宜味・沖縄)

沖縄には、いろんな種類の柑橘類があるようです。カーブチーやオートーなんていうまだ食べたことのないものもあるそうですし、九年母(くにぶ、橘餅というお菓子に使われてます)やシークヮーサーみたいな小ぶりでちょっと野性味のあるものや、タンカンみたい…

 手打ちすば後クチナジのマース煮定食@まんてん(今帰仁)→紀乃川食堂(本部)

沖縄に行った時のランチは、沖縄そば(すば)を中心に、天ぷらなどの買い食いものが目に付いたら買って食べちゃうというパタンが多いんですねー。特に好物の"すば"は、普段から何となくネットなどで調べつつ、今度はあそこに行ってみよう!とメモしてます。で…

 踏切脇有居酒屋的好中華@光春(台湾料理、代沢・東京)

食べ物に関して(も)いろいろな誤解をしてきました。例えば、"和菓子は季節を感じられるけど、洋菓子は季節感が薄い"なんていうのは、ホントに恥ずかしくなります。ごめんなさいっ!(←誰に?) 確かに、一年中メニューのほとんどが変わらないようにみえる洋菓…

 1600人のレストラン@志の輔らくご・ひとり大劇場

自ら雨男だという、志の輔さん。この日も午後は雷が(笑)。1600人を前にした国立劇場大劇場での独演会は昨年に続いて二年目です。最近、数百人規模の会はチケットがさっぱり取れなくなっちゃいましたが、この収容人数なのでとれました。ほっ。半蔵門の駅から…

自ら変えることは続くことに通ず@なべ家(江戸料理、大塚・東京)

まだ本調子とはいきませんが、それでも食べる予定はちゃんといれてます(^_^;)。 さて、梅雨です。この季節を代表するものといったら…なんだろう? サクランボにはまだ早いですし、はて。。。でしたけど、鮎があるんですね〜。縁がなくてさっぱり浮かびません…

 ドラマ「牡丹灯籠」@志の輔らくご

「はじめにお伝えしておきますが、いいですか、みなさん。怪談じゃないんですよ。」 「。。。(ほえ?)」 「作者・円朝によって演じられた時には、15日間かかったいう作品です」 「(なんだそりゃ)…(@_@;)」 立川志の輔さんの、牡丹灯籠@本多劇場。この日…

 牛肉・新世界@やまもと(石垣島、沖縄県)

え〜自分で言うのもなんですが、肉といえばまず豚に手が伸びる。羊も好き。でも牛は…まぁ、嫌いじゃないけど、というレベル。特に鮪でも肉でも赤味が好きなので、トロとか霜降り流行の最近では、自分から進んで牛を選ぶことはほとんどない。それでもこの店に…

 景色のあるお店@吉富寿し(福岡、福岡)

福岡への日帰り出張。箱根の山も雪が積もっています。富士山はかように見事な眺めでありました。眠ってなんかいられません(笑)。 再び長浜近くのこのお店にやって来ました。最初は緊張して十分味わうところまで気が及ばなかったのですけど、入り口からその時…

 居心地のよさに身を任せるのが楽しいカフェ@abeki(薬院、福岡)

交差点の角に立つその店は、こぢんまりと柔らかい冬日を浴びています。最近福岡出張の際に続けてランチの後に立ち寄っている、薬院・平尾一丁目にあるカフェです。中に入ると、元は時計店だったということなので恐らくショーウィンドウだったのでしょう、綺…

 いつかまた&お帰りなさい

自分がいいと思うモノは、特になんでももない普段にこそ、積極的に支持を表していなければと、改めて思う数々。 - ラ・ブランジェ・ナイーフ/(中目黒、東京)、(一時?)閉店。。。中目黒エリアで貴重な、堅くて重いパンがおいしい店、ナイーフが急に店を閉め…

 東西蕎麦屋梯子之巻@加辺屋本店(博多、福岡)&泰明庵(銀座、東京)

店の雰囲気は、その店の姿勢。それを選ぶことも、時に身を任せてみるのも、なかなか楽しい。そしてそれがその時の気分にピタリとはまった時は、嬉しいもんだ。ひとりの時はもちろん、久しぶりの友人との再開はなおさら。以前はこういう楽しみ方をするだけの"…

 店の印象は人も大きいものだなと改めて@MAXVIN(六本木、東京)

週末のランチ。何かと人の増えた六本木、それでも国立新美術館が間近なこの場所はそれほどでも無いのかもしれない。個人的にはDeisyも近くぶらついていた辺り。ちょっとドキドキしながらドアを入り、席に案内されて席に着く。それから改めて店の中を見渡して…

ライブをTV的感覚で。恐るべし、歌舞伎。

何となく遠巻きにしていた…わけじゃないけれど、この歳で歌舞伎初体験。一言で言うと、「なんだこれ〜っ面白い!」。何がそんなに面白かったのか、素人が、失礼しま〜す。 まずはそのエンターテイメントの形式に驚きましたっ。目の前で繰り広げられる横に長…

 白日夢の世界〜立川志の輔さん独演会・21世紀は21日(十月)

チケット売り出し初日。10時3分に万が一電話がつながっても、油断しちゃあいけません。最後まで受話器に流れる指示通りに入力を済ませた後で「予定の枚数は終了しております。。。」なんて無情な録音を聞くことだってあるんですからねっ!そんな競争に敗れて…

 いつも新鮮な老舗は、ただいま変身中@プティ・ポワン(フレンチ、東京・広尾)

ロンドン出張の前に、誘われていろんな”いい”お店に行っていたのだけど、書く余裕がなく飛行機に(-_-;) 例えば、銀座の蕎麦屋”泰明庵”(二階の居酒屋が楽しい!)に、梯で行った”Bar橋”。銀座の巾というか懐の広さはどこまであるんだろう(笑)。そして、開店30…

 知らなくても、知ってる気分で楽しめちゃう@志の輔らくご・ひとり大劇場2007

そろそろ書かないと時期を完全に逸しそうだけど、書かずにはおれない「ひとり大劇場」。立川志の輔さんの国立劇場大劇場での3日間の独演会。一度文楽を見に行ったことがあるあの広い劇場で、たったひとりで同じ場所に座ったまま、見るものをあっちへこっち…

 ライブ vs. DVD

9月12日売り出し開始となった(?)、立川志の輔さんのDVD三枚。ほぼ毎月、新宿は安田生命ホールで行われている「21世紀は21日」での一席がDVDになってしまったのだ。おぉっ!!自分が見に行った回が偶然にもそれに含まれていたりもするので「えぇい、ま…

 変わるものと替えないもの@ゆめの庵(ゆめのいおり、恵比寿・東京)

毎朝家を出る時に今日は何にしようかと考える(^_^;)ランチ、最近よく飲むワインやチーズ。これらには共通点があります。それは二度同じものを味わうことが少ない、ということです。例えば同じ蔵のものでも年が違うと味が変わるんから、ワインは同じもの飲む…