牡蛎六粒満足の法則〜牡蛎そば@小花(有楽町、東京)


さて、仕事が一段落。昼だ、ランチだッ!今日の気分は。。。牡蛎牡蛎が食べたい。うぅむ、フライか、釜飯か、中華か。銀座〜有楽町界隈はホントに恵まれてますね。よし、中華にしよ。
有楽町から丸の内に至る、いわゆるオフィスビル街はちょっと面白いんですよ。ビルの地下に食堂街を持ったビルが幾つもあります。古めのビルも多いから、昔から続いてる店だって珍しくない。だから最近目立つチェーン店に占領されてることもありませんしね。一つ一つは独立して地下道でつながってやしないから、あっちがガラパゴス、こっちがイースター…なんて感じで雰囲気も違ってたり(ちと言いすぎか!?)。



きたきた。今シーズン初めての、牡蛎そば。黄色みがかったつるりんっとした太めの縮れ麺が、見た目は濃いけど意外にあっさりしてるスープに浸ってます。薄い衣を纏い、味を吸った大振りの牡蛎が、無造作に横になったり隠れたりして。そして青菜が、鮮やかな色味と食感のコントラストをつくってます。シンプルだけど、見事な組み合わせ。このお店、年間を通しての定番ランチメニューは、トロリとした坦々麺。それに、夏は排骨冷麺、冬は牡蛎そばというように季節メニューが加わる構成です。きさくな雰囲気のお店ですから、女性ひとりでカウンターに座って、二人連れでテーブルで相席に、なんていう光景も普通に見られます。


麺、牡蛎、スープ。はぁ。時々青菜。ふぅ。で、また麺、牡蛎。。。。順繰りに口に運んでいて、ふと気がつきましたよ〜。このサイクルを成り立たせるには、牡蛎が六粒は必要だってこと。それもそこそこ大振りのやつが望ましい。途中で残りの牡蛎の数を気にかけつつ食べずとも、時にパクリと一口でやってしまっても、心配しなくてもいい(^_^;)あぁ小さな幸福。


思い返せば銀座〜有楽町トライアングルで毎年牡蛎を食べに行ってる店にはこの法則がほぼ成立してました。「与志万」の牡蛎釜飯にも6〜7粒の牡蛎。「三州屋」はおしいっ!5粒(でも、ここのはとってもデカイ)。たっぷり目のご飯や付け合わせと交互に食べていくと、やはりメインの牡蛎の分量としてはこの辺りが適切なんじゃないでしょうかね。そのバランスがとれていないお店は、やっぱりリピートまでには至らない確率が高い…かもしれません。今度別の店を開拓した時に確かめてみようっと。まぁ、真偽の程は別にしても、こんなことまで考えて楽しみながらランチとれる店、やっぱりいいなぁ。うん。


  • 小花 千代田区丸の内3-3-1(国際フォーラムの前のビルの地下) 電話:3211-8570(日祝休み)