発信するメリット


この時期、4月1日改編の会社の組織についての告知や説明が新聞に目立ちますな。みなさん、どうやって自分の会社の情報を把握してます?もちろん社内の掲示板もみますけど、大きな変更になると画面スクロールしながら見てると、見落としや意図がよく分からないものetc.があります。新聞やニュースで会社の組織変更のことを知った…というのは今も昔もそう珍しいことではないと思うんですが、大きく違うのは社外に出された情報ならば「検索できる」可能性が高くなるということ。さらに場合によっては「解説がでてる」ので社内情報よりも意図が分かりやすい、とか「全体(規模など)が把握しやすい」なんていうメリットも(爆)。まぁでも、単純に"社名、組織変更"でググってもダメみたいですけど(^_^;)←検索下手なんだろうけど、それはそれでなんかなぁ。。。


仕事(だけじゃないですが)効率を上げるためには、"手段や方法をfixしない"ということがあると思うんです。やり方を決めると何らかの結論は出ますけど、いつでもそれが最良の結論かどうかはわからない。特に定型業務じゃないものほどそういう傾向があるんじゃないかと思います。あ、いえ決めてもいいんですけど、変えたほうがいいと思う時に変えられないのはマズイよね、ということなんです。例えば社内のネットワークインフラなんかそんなものの典型に思えてしまいます。


社内のネットワーク、完成した時にはけっこう先進的だったと思うんです。進んでた。でも、会社の外のネットワーク世界はその後劇的に変わってしまいました。あれが使えるとコストも効率も上がりそうなんだけどなぁ。。。というものを試せなかったり、笑っちゃうような制約が何年も変わらず残っていたり。でも、そういうシステムは急には変えられなくても、情報をどんどん外に出すということはハードルが低いんじゃないかと思います。投資金額より、考え方。冒頭の組織改編のことだって外に出すから、社員も知ることが出来るわけですもん。そういうことでもいいんじゃないかと思うんです。何でもかんでも社内システムで。。。なんて考えなくてもね。


情報を社外に出すということでもう一つメリットがあると思うのは、社外の方々と議論したり考えたりできることだと思うんです。いいことの一つは、例えば、普段は当たり前に使っている"社内語"でスムーズに会話が出来ないこと。あ、出来ちゃうコンサルの方とかもいますね(笑)。社内用語って"ある種の常識"を伝承するために活躍するわけですが、反面「あれ」とか「それ」を多用する会話と同じ状態になっちゃうことも多い。ユーザーの言葉と社内の言葉がそうやってどんどん離れていくことだってあると思うんですよね。はっきりと言語化しなくてもいいから、認識がずれていても問題が表面化しません。でも共通言語が"普通の"日本語だけの場合、そうはいきません。おかげで普段は見逃している"当たり前"が、すぐ目の前にいることに気がついたりします。○○語は、それが出来た時に存在しなかった考え方や価値観などは表現するのが大変。いただきます!と同じ英語がない(んですよね!?)みたいに。


もっといろんなことを会社の枠の外に出せるといいなぁ。。。。え?おまえも自分の枠の外にもっといろんなことを出せって。。。あ、はい(^_^;)ゞ