パンはクルマで!?@C'est TRES BON セ・トレボン浄水店(パン、福岡、福岡県)


薬院というこの地の名前は、黒田藩の薬草園があったから。。。と教えてくれたのは「久米」のご主人。西鉄と地下鉄七隈線が交差していますが、駅前の印象からはそれほど大きな町には思えません。でも、薬院から大名、赤坂と続く辺りは歩いていてもいろんなお店が代り番こに現れる。ほんとに短い時間ですけど出張で来た時に歩いてみると、そんな印象が段々と。


さて、午後からの会議の前に時間を作ろうと早めに福岡入り。眠い。。。初めて乗ってみた七隈線。おぉ、これはゆりかもめ都営大江戸線と同じ形式の車両なのかな?それにしてはあれほど狭く感じないのは座席配置が違うからかな。で、薬院大通で降り、浄水通りの方へ。途中で「フランス菓子16区」というビルに遭遇、おぉこれが噂に聞くダックワース発祥の。いやぁ立派なビルなのだなぁ。で、スーツ姿の男性ばかりが妙に多い。あ!ホワイトデーか。福岡のおのこはマジメあるなぁ(^_^)。。。ちょっと気になりつつも、ランチをと向かったセ・トレボン。ここにはカフェもあると。

おぉ、こちらもなかなか立派な店構え。マンションの低層階を店にしているようなつくりで、1階はル・カという洋菓子店。両店舗用の駐車場完備で警備員が2名ほどいる。そういえばさっきの「16区」も駐車場と警備員完備だったなぁ。と見ている間に軽自動車からベンツまで入れ替わりにやってくる。う〜ん、す、すごいなぁ。。。


「いらっしゃいませ」
「え〜っと、パンをいろいろ食べてみたいんですけど、お勧めのメニューはあります?」
「それでしたら、こちらがお勧めです!」
「じゃ、それを(^_^)」
   :
(お、後ろに座ったお客さんも同じメニューを頼んでる…)
   :
「お待ちどうさまでした」



小さなココットに入っているのはクラムチャウダー、そしてサラダ。カゴ盛りでパン!おーこんなに(←千円です)。白から薄いブラウン、ふんわりからぱりっ、プレーンからドライフルーツとクリームチーズ、ふんわりとした優しい甘味からほんのりすきっとした酸味。全部で7種類ぐらいあったかな、これだけの巾が楽しめるようになってるとは面白い!正直これだけでかなりの食べ出(^_^)。パンをメインに、付け合わせ・口直しにサラダとスープ、ですね。
カフェレストランまであるこれだけの規模のお店ですけど、フルーツは甘味よりも酸味、皮の香ばしさがちゃんと特徴としてあるんですね。一番食べていて心地よかったのは、パンのみの部分を噛んでいるとまるで上顎をきゅっとこすられるような感触です。見た目からは分かりませんが、食感からは、むっちりさに加えてつるっとして断面が光ってるようなイメージがしてくるんです。それが口の中にタッチしてくる。。。個人的な好みからすると粉そのものの味や香りがするパンが一番好きなんですが、ここのパンはイメージが浮かんでくる、それとは違う軸。ウ〜ン、こういうのもいいなぁ。食べ終わって店内に並んだパンを見て歩く。常温での日もちはどれも数日ぐらい、つくったその日が一番おいしいですよ〜と店員さん。持ち帰って家でも食べてみたかったけど、それは止めてまたいつか来ることを楽しみに。さぁて、せっかく薬院だから食後はabekiへ。まだそれぐらいの時間はありそう。途中にすっかり開いた白木蓮、福岡はすっかり春(^_^)


  • C'est TRES BON セ・トレボン浄水店 福岡市中央区薬院4-15-26(電話092-534-2002) 8:00~19:00 定休日:毎月第3水曜日(カフェは9:00~23:00、平尾店あり)