最初から最後まで、しっかり後すっきり@BANCONE YOHACHIMARU(イタリアン、横浜・神奈川)

関内から山下公園、そして馬車道までのこの辺り、飲食店が連なっているけれどなんだかイタリアンの店がやけに多い気がするけれど、気のせいかな。今までにもあまり来たことがない、何となく"勘"がまだ働かないエリア。。。横浜全体がそうなのですが(苦笑)。でも、そういう場所こそ楽しいところ。ちゃんと失敗も出来るし、いいお店に出会うと普段以上にウレシイ!香りだったり食感だったりあれだったりそれだったり、そのお店のポイントがある料理が好きなんだなぁと自分のことも少し分かり(爆)。さて、このイタリアンレストランが目に付く一帯で、もう一度行ってみたいと思うお店に出会いました。おぉ、なんという幸運。


ビルの外階段をトントンと上がってドアを開けると、幅の広いカウンター。一瞬、バーのような雰囲気もします(いろんな酒瓶が並んでるから)けど、大丈夫。HPに写真が出ているお二人が向かえてくれます。ランチは二種類、パスタとリゾット。ちなみにランチは今年から始められたのだそうだ(ラッキー!)。この日のメニューはリゾットがシラスとブロッコリーを使ったもので、パスタはスルメイカをワタごと使ってトマトと煮込んだもの。あっさり系としっかり系、しかもどちらも材料を取り置きの出来そうな肉類じゃないところが、期待大なり。


リゾットに心引かれつつも、烏賊ワタ好きとしてはそちらを選ぶしか道はなく。。。と、サラダが登場。香りはすれども姿が見えない玉葱ドレッシング。レタスや水菜にはこの玉葱を使ったドレッシングって合うんだなぁ。あの〜すみません、これって玉葱を擦りおろしてるんですか?とずーずーしく聞いてしまった。みじん切りした玉葱をミキシングして、ドレッシングに和えてしばらく寝かすのだそうだ。Ad Lib以来、前菜のサラダに手をかけているお店はちょっと期待してしまう。
と、一瞬ラグーのような見かけをしたパスタが登場。あぁ、やっぱり烏賊のワタは美味いですねぇ。トマトも表に強く出ていないし、なるほどちょっとピリッとさせるとアクセントになるんだ。それにしても、味はしっかりしてるのに重たくない。何でこんなに後口がすっきりしてるんだろう。まぁいいや、パク。そういえば、さっきのサラダもそうだよな、ごっくん。


こうなると、気になるのがデザート。ということで、追加。どのデザートも気になりましたけど、いろいろお店の方と話をして"大人のティラミス"なるものとカプチーノを注文。サラダ、パスタと"いいスッキリ感"で続いているので他のものにしようと思っていたんですが、なんでも生クリームの類いを一切使わずマスカルポーネだけでつくっていると聞き、好奇心がむくり。ということは、多くのお店ではそういうこってり系のものを加えているということなのだろうか…これは一度食べておくべきだ←頭の中に響く声。


今まで食べたことのあるティラミスは「やっぱりコーヒーじゃないと口の中がさっぱりしないなぁ」なんて思っていました。でもこれは。。。紅茶でもいいんじゃないかと思いながらあっという間にぺろり。そしてカプチーノは、「もしよろしければ、このビーツからとった砂糖をたっぷりかけてどうぞ」と。えっこんなにかけちゃうの!?と思いながらも。あら、これも面白い。グラニュー糖のようにはっきりした甘さじゃなく、和三盆のような穏やかなものとも違う甘さ(甘味の強さや柔らかさ)が楽しめます。コーヒーを表で立てながら、裏でサポートしている。砂糖って、こんなに種類があるんですね。うぅむ、ティラミス、カプチーノまで一貫して"しっかりしてるけどさっぱりした後口"は共通です。う〜んこの一帯、なかなか奥が深そうです(^_^)




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