スープの冷めない距離に@洋食屋(フレンチ、後楽園・東京)


いやいや、東京は中々に雨風が強いですね。電車はちゃんと動いてるのかいな。さて、いろんなお店を知って、自分の中でそのお店とどんなつきあい方だったら楽しいだろうなぁ。。。っていうことを考えるようになってきました。もちろん、料理が美味しいとか雰囲気がいいとかお店としての基準線のようなものはあります(^_^)。例えば、あるお店で食事をして、「あぁここはもう一度出掛けてでもきたいなぁ」と、「歩いてこれる場所に、こういうお店があるっていいよなぁ」は、どっちのお店のほうがいいとか上とかいうものとは別で、自分にとってどちらも価値を見つけたということなんだと。蕎麦屋などはその最たるものだと思うんですが、どうでしょう。


さて、今日のお店はお客さんの来店の仕方がそれを物語ってました。平日の、ランチのピークも過ぎたもうすぐ13時。ドアを開けると、明るい店内に髪の白い女性二人連れの先客。その後、会社員の女性二人連れ、若い男性一人、そして今度は六十ぐらいの男性二人連れ。10席ぐらいのL字カウンターはほぼ満席、それでも後から来たお客さんにはお断りを。。。という状況。う〜ん、定休日が土日じゃなくて火曜水曜っていうのも分かる気がするのでありました。


ランチメニューは、二種類のコース。どちらもパタンは一緒で、前菜、メインとも数種類の中から選んで、デザートとコーヒー。あれ、もうホワイトアスパラが前菜に…とそれを頼んでメインは豚に。一人で厨房をまかなっているので、これだけ混んでくると中々に大変そう。だけどおしゃべりに興じる人、喫茶店のように本を読んでる人などみな思い思いに待ってます。カウンターの中にはいっている奥さま?も水差しを持って細かく気遣ってくれます。アスパラは時期がまだ早いせいか細かったし、一皿一皿のボリュームという点ではもう少し欲しい気もしますけど、全体の量としてはちょうどいい感じです。優しい味も共通。いかにもワインがあいそうですが…さすがになぁ。あ、パンじゃなくてご飯も頼めます。そうしたところもこの町の一角を担うお店ならではの魅力なんでしょうね。

  • 洋食屋 文京区本郷1−34−4(白山通り、ラクーアの向かい辺り) 電話:5684−1440 

 11:30〜14:00,18:00〜20:30 火曜水曜休み