田園


土浦を過ぎて、霞ヶ浦へ注ぐ恋瀬川の辺り。常磐線の線路の左右には実に見事に田んぼが拡がっている。このGWの頃が田植えなのだろうか、ツンツンと苗が植わっている田と、水をたたえて待っているような田が、交互に並んでいる(Googleマップで見てもしっかり田んぼである)。そんな中にいきなり鯉のぼりが現れ、湿った空気をはらみ、唯一の生き物のようにうねうねと漂っている。


常磐高速とこの辺りでは2km程離れているようだ。だけど、クルマを運転している時とは全く違う光景。自分で移動する自由って、こういうものと引き換えにしているのかも。もちろん、どちらがいいとか悪いとかいうものじゃなくて、両方あることを忘れないこと。


一番多くのものが見えるのは歩くことなんだろうなぁ…と唐突に浮かぶ。一番制約が多いように思えるが、なんだかそれが基本のような気もする。自由度が高いって、意外なものとの接点が少なくなってしまうことなのかもしれない。。。いろんな見方ができることが自由ってことなのかも。俯瞰したりアップにしたりという視点の移動だけじゃなくて、そういう巾も身に付けたいなぁ。。。法事に向かいながらそんなことをぼんやりと。