心に残る特徴


五月は珍しく低調な時期が長く続いてしまった。風邪をひき、いつ以来か分からないけれど抗生物質まで使った。ほぼ治った〜と思ったがそこからがまたズルズル。体調がいまひとつだと、頭で気合いを入れようと気張っても、なかなか巧くいかないことを改めて実感。第二脳・Palmを郵便局に忘れてきたり(無事見つかった…)、ランチを食べに出歩く機会が減ってしまったり気力が衰えたり(-_-;) 昨日久し振りに晴れ間がのぞき、やっとiPhone発売キャリアが発表になって(ソフトバンク1社なのかなぁ…)かなり持ち直してきた。



実は週に一二度は新規ランチにトライしていたけれど、探す感度も選ぶ気合いもどよ〜ん。結果はやはりダメダメ。う〜ん、体調と気持ちはやはりつながってる。そんなどよ〜んランチの積み重ねから気がついたことが。


 「例え品数が多くても、量がそれなりでも、全体でそこそこでも、特徴が無いと印象に残らない」


まぁ、そこにも至らないお店が多かったのだけど。でも、ここはイヤだなぁ。。。と思う点が無くてもダメなのだ。お店の名前をメモする気さえ起きないし、増してやブログになんて。そして、もう一つ。


 「特徴は、理屈と本質。でも理屈だけの特徴じゃダメ」


例えば、"うちは有機野菜にこだわってるんですよ〜"じゃ足りない。理屈じゃ、おいしさを感じられないです。鯵がいまひとつのアジフライ定食でも、味噌汁がなんだか妙に旨くて…とか、漬物をお替わりしたくなって…というのは、お店の人に何か違うのか聞いて見たくなるし、また来て別のメニュー頼んでみようかなんて思いますもん。


このことは食べ物以外にも当てはまるんじゃないかと、外出先から会社へ戻る道すがら、インテリアショップにあった照明器具を見て気がついた。ルイス・ポールセン。理屈としては、光源がどこからみても直接見えないのに、明るさを損ねることなく柔らかく間接光を発してる。でもそんなことを知らなくても、まぁ好き嫌いはあるけれど、丸く光を発するとても印象的な灯で、似たものが無いカタチ…だもの。改めて自分が何度もリピートしてるお店やものを振り返ってみるとそんな条件に当てはまるように思います。


ならば、それは自分にも降ってかかる。。。専門性という理屈があるかないかはさておき(^_^;)、声をかけてみようかと思ってもらえるかとか、相談してみようかとか、頭に浮かべてもらえるのだろうか。うぅむ。冴えない外れランチの山が、こういうカタチで自分に跳ね返ってきて、自分のことをあれこれ考えることに綱がってくるとは。でもですね、一番感じたのは、無理やりにでもいろんな店を回らなかったらこういうことを考えることさえ無かったのかもしれないということでした。つくづく外からの刺激って何かを考えるきっかけとして(少なくとも自分には)大事なことなのですね。