姿勢のいい納豆@志賀食品「ぜいたく納豆」


違う日に届いた納豆二点。ほぼ日に出ていて、思わず注文してしまいました。開けてみると、カフェラテを思わせる、色白の兄弟。おそらく、僕の周りでもそうであるように、大粒なのが弟なのだろう(笑)。小粒は北海道産のすずまるという種類、大粒はこれまた北海道産のつるの子という煮物につかうものだそうだ。それにしても、なんて綺麗な豆なのだろ。それに、最初気がつかなかったけれどなんと穏やかな匂い…というかほとんど匂わない。これじゃ"あの"匂いが大好きという人は、不満を言うかも知れないな(苦笑)。


味噌に醤油に枝豆に節分の豆に煮豆(…は最近お目にかかる機会が少ないかな)。豆といえばまず、大豆の日本。納豆はその中でも、季節を問わず登場するポピュラーなもの(あ、関西じゃそこまでのものではないのか)。一風変わった匂いのする、糸を引く柔らかい豆ならば、納豆。でもありふれたものになると、自分を測る物差しを似たものに求め、大体同じでもっと安く…という"改良"の対象になりやすくなる。その結果、一体そもそもどういうものだったのかが分からなくなってしまっていたのかもしれないぞ。二十面相のもとの顔が本人にも分からないみたいに!?なんてちょっとややこしいことを考えてしまったのは、この納豆のせいなのだ。納豆はどんなにすごくても立派でも、やっぱりそれはあくまでも納豆なのだけど、こんなことを何日も考えさせる納豆は今までお目にかかったことは無い。あはは。


小粒のすずまるを、器にとって、かき混ぜる。。。う。なんと力強い。箸を1度回しただけでも、糸じゃなくて板状の粘りが箸を押さえ込む。水気のある音ではなく、パリパリとしたような音がする。な、なんだ?こいつは。炊き立てご飯に載せて、食べてみる。口の中でご飯粒と納豆の粒がよくわかる。心持ち大きくてよりしっかりとした触感、そして噛み心地の粒が、納豆だ。でも納豆というよりも、豆を食べてるという感覚のほうがひょっとしたら近いかも。それぐらいのしっかりさ。だから逆に普段食べている納豆が納豆だとすると、これは納豆を食べた気がしない…のかもしれない(^_^;)。だからこれは、しっかり"おかず"という存在感を持っています。一方大粒のつるの子は、ご飯と食べるとその粒のサイズの違いがなんだかしっくりこなくてわらっちゃう。栗ご飯みたいな感じですよ、これ(笑)。そのままつまみとして食べた方が楽しい。もちろん、ご飯代わりは日本酒で〜!




。。。さぁて、ジョブスの基調講演まであと1時間を切りましたねっ(^_^)