寝床ウナギ@ひょうたん屋(うなぎ、銀座・東京)


昼近くに仕事が一段落。。。う〜む、としばしぼーっとする。唐突に浮かんだのは、レバー。なるほど。確かに食べたい気がするのだ。さて、この辺り(有楽町界隈)だと何処がいいかなぁ。。。と考えて、久し振りに葡萄屋の鳥丼を食べにいこうと歩き出す。ウン、あれならレバー以外にもいろいろ食べられる。と信号が変わってしまった。再び頭が勝手にぼ〜っとなる。ポンっとまぁ音はしないけれど"うなぎ"という文字が浮かんだ。あの鰻がのたくっているようなやつ(苦笑)。おぉ、そういえば銀座一丁目の「ひょうたん屋」が移転したんだっけなぁ。あの趣のある家屋が無くなっちゃって昭和通りに近い方に移ったって張り紙があったっけ。よし、それだ!とあっけなく方針転換。土用も遠くなりにけりだし。まぁ、こんなふうに決めたり変えたりして行く店は決まってくものですね。



おーあったあった。煙が表にモウモウということもなく、随分さっぱりと小綺麗になってしまったなぁ。。。と戸を開けて中へ。おぉ、今度のつくりはウナギの寝床かな(笑)。手前にカウンターが七席ほど、奥のほうには座敷席らしきものがちらと。炭で焼いてるところが一番手前、カウンターからガラス越しの目の前に。これは前の店では分からなかったなぁ。と思いながら一番手前のカウンター席に陣取る。メニューをみると、少し上がったかな…並みで1400円。まぁここんとこいろんなモノの値段が上がってるし、移転もあったしなぁ〜とみていたら肝焼きが一串300円。ランチでは注文できなかったんだよな!?と記憶をたどるけど、書いてあるから聞いてみよ。



「えっと、中。あと肝焼きは頼めます?」
「はい」
「じゃ、肝焼きも」
「はい、チュウキモ!あ、お客さん、カウンターの下に荷物かけられるようになってますから」
「おっと、ほんとだ。ありがとう」


12時過ぎには、満席。よかった。それにしても、鰻屋にひとりで来る女性ってのはまだそんなにいないみたいだな。男性にしてもちょっと年齢高目かもしれないなぁ。なんて目の前で焼いてるうなぎを眺め筒、思っていたらチュウキモが登場。おほっうな重の端に肝が一列並んでる。ここのうなぎは蒸さずに仕上げるタイプ。蒸したふんわりモノよりも食べ心地が楽しめて、自分としては好き。スーパーのウナギみたいに皮がし〜っかり伸びちゃうなんてこともないし。タレが甘過ぎないのもちょっとくすぐるし、気楽に入れる銀座のうなぎ店としてはウレシイのです。場所は移ったけど、お店も繁盛ぶりも健在でよかったなぁ。あ、そうそう。そんなわけでしっかりレバーにはたどりつきました。めでたしめでたし(笑)...だけど今晩の食事は押えなくっちゃ。

  • ひょうたん屋 東京都中央区銀座1-13-9(電話は未チェック)…6丁目にも同名のお店あり