カツサンド開眼(笑)@グリル梵・東京店(ビーフヘレカツ、銀座・東京)

東京ローカルな話で申し訳ないんですが、最近銀座のランチは昭和通りの東側(築地寄り)が面白いんじゃないかって思います。中央通りでは、今だに並んでるH&M(笑)をはじめ、松坂屋地下の無印良品などブランドがあって規模の大きな物販店が話題です。昭和通りを渡ると目に付くのは、新しい小さなレストランと、コンビニの前にたむろする会社員です。先日行ったOsteriaOroも前者の一つで、昔からのお店と新しいお店が混じりあってきてます。他にも行列ができてるお店が何軒もあります。後者は、タバコ。コンビニ前はセミパプリックなタバコスペースになってるんです。赤ちょうちん→タバコ部屋と移ってきた会社のコミュニケーションスペース(?)はまた変化するのかも知れません。あ、話がそれちゃう。。。


大阪に本店があるこのお店も、そんな昭和通り東エリアにあります。今年の9月1日にオープンしたのだそうです。中はスッキリとした木のカウンターだけ、食べ物のメニューは「ビーフヘレカツサンド」のみ(ハーフサイズあり)。東京(東日本?)にいると、カツ=豚という図式が刷り込まれます。チキンカツっていうのも存在するんですけど、最近じゃとんとお目にかかる機会が減っているように思いますし。豚カツは、確かに美味い。でも、個人的な印象では豚カツとカツサンドは似て非なるもの。肉の味わいはヒレということもあってか豚カツに比べると弱い…まぁこんなものなんだろうと思ってました。さてそれじゃあ、牛のカツサンドってどんなもんなんだろうと行ってみたわけです。


中心部分には赤味を残し、いい色のかりっとした衣をまとい、ウスター系(?)のソースが香ってます。肉!を感じさせながらも、ヘレであることとソースとのバランスがなかなかいいからかな、肉だ肉だぞ〜!という強さで押してくるわけじゃない。あらま、豚のカツサンドよりも食べてて楽しいかも(笑)。なんていうのか、豚のカツサンドはソースを味わってるんじゃないかな、でもこれは牛の力強い部分をうまくソースでまとめつつ、肉もソースも楽しめる仕上げ方。ランチタイムに用意されてるハーフサイズとコーヒーのセット(千円)をいただきながら、そんな印象を持ってしまったのでした。お店の方によると、ハーフサイズは80gの肉をパン二枚に挟んだものだとのこと。注文を受けてから肉を揚げ、パンをトースト。いや、何でもないことのように思いそうになっちゃいますけど、カウンターの向こう側でそうやって自分のために用意されていくのを眺められるっていいですよね。


お店にいた20分ほどの間にテイクアウトのお客が3人。持ち帰りももちろん、注文を受けてから揚げ始めます。その間に「こちらでお待ち下さい」とカウンターでお茶を。う〜ん確かにそういう使い方もいいなぁ。歌舞伎座いく時にこれを持っていって…て一体いつだ(笑)。そうそう、その前に今度は夜に、これをツマミながらワインを1〜2杯、なんて使い方で来たいなぁ。。。大阪も面白そうですなぁ。

  • グリル梵 中央区銀座7−14−1(電話:5565−3386) 日曜祝日休み

 営業時間:11:30〜23:00