スパイスが時間差で…@BANGKOK KITCHEN(タイ料理、銀座・東京)


友人のお勧めで、コリドー街のタイ料理店へ。この辺り、ホントにいろんなジャンルの店がぎゅっと詰まってますね。ところでなんでもこのお店、駐在員など日本に海外からきている人たちの間で評判になっているらしい…とは友人談。なんでも同じ部署のフランス人同僚ともその店で偶然に会ったことがあるんだそうな。ほぉぉ。タイに代表されるエスニック料理って、恐らく日本食よりも早く欧米に広まったんじゃないかと思いますから、海外から日本に来ている人たちにも人気ということは、ちょっと期待。。。

エスニックってさ、店の雰囲気や作りから如何にも!っていうところが多いじゃない。でもそういうんじゃなくて、結構スッキリとした店なんだよね」

店を目指して歩きながら、既に行ったことがある彼がそんな印象を。ふむん。確かに。沖縄料理店なんてのも、その口だなぁ。。。なんて思いながらついたそこは白を基調にシャープな雰囲気。もうすぐ13時になろうというのに、女性二人組が並んでいた。ふむ。これは期待できるかも。と思いつつ、列に並ぶ。すぐに4,5人の客が出てきたので、店内へ。おっと、スーツの男女4人組の外人さんがお帰りです。噂通りですねぇ。


ランチのセットは、カレーと麺の二種類。この他にもアラカルト的なメニューがあってトムヤムクンなども並んでる。どちらにしようかと悩んで牛肉の乗ったヌードルを。辛いのは苦手だけど、唐辛子マークは一つだったので、まぁ…大丈夫だろうと見切り発車(笑)。。。で現れたのが、これ!


ウ〜ン、かなり辛そうにみえるのは気のせいか?大盛りにしちゃったんだけどなぁ(苦笑)。炒飯とタピオカがついててお徳感はありますね。えぇい、ままよ。。。うっ!辛っ!。。。あれ?甘い。おっ!?なんだろ…これ。あ、失礼しました。実はですね、最初の辛みの後に、柔らかな甘味、そしてほぼ同時にいろんなスパイスの味が混じり合って津波のようにやってきたんです。悲しいかな、この手のスパイス群に自分の味覚の分解能がまったく働きません(涙)。経験なさすぎなんですね。とはいっても、なかなかいける味であると。気がついたらスープだけ一気に1/3飲んでしまってました。自分の数少ない経験でいえば、エスニック料理って味付けが割合シンプルであっさりという印象だったんです。こんなふうに複雑で幅のあるものは、一回だけ行ったことのあるバンコクでも、出会いの機会はありませんでしたし。パクチーにしゃきっとしたモヤシ、九州ラーメンのようなストレートな米の丸麺は気持ちのいい噛み心地です。「見た目がハヤシライスなカレー風のスパイスがたっぷり詰まったスープに浸ってるライスヌードル」…なんていったら…う〜ん…やっぱりますます分かりにくいですよね〜(笑)。


ホームページをみると、元はタイで日本食チェーンを展開してるお店が親会社だとか。でもってこのお店は都内、しかも丸の内・有楽町・広尾・自由が丘・赤坂なんていう結構女性を意識してそうな場所に展開してて、料理人はみんなタイの方だとあります。なるほど。銀座で1000円切った価格でこういうランチセットが楽しめるというのは、悪くないですねぇ。覚えておこうっと。

  年中無休、11:00〜15:00/17:30〜23:15(平日)