お帰りなさい!レッカー・ビッセン(ハム・ソーセージ類、下目黒・東京)


月の初めは、気持ちの良い晴天。林試の森公園はもうプラタナスの茶色の葉が随分と落ちていました。木々のあるところでは、目をつぶって風の立てる音を聞いているだけでも"季節が変わったんだな…"と感じられます。ここまで足を伸ばして散歩しにきたのは秋の公園を歩きたかったのはもちろんですけど、"あのお店"が復活しているという記事をネットで見たことも大きな理由でした。レッカー・ビッセン



小さいけれど綺麗に整えられた、桜のチップを燻している匂いのする工房で、こつこつと作られているベーコンやハム類。初めて食べた時は"おいしい…"以外になかなか言葉が出てきませんでした。ベーコンを口にすれば、豚の脂はこんなに味わい深いものなんだと気付かされ、レバーケーゼはレバーでありながら上品でもあり和と洋を合わせたような懐しさもある。魚の干物や野菜の漬物が元とは違うおいしさに満ちている…そんなことに近いような。


目黒通り、元競馬場と油面。何とも曰くあり気な二つの交差点の間、以前のまま再開していたお店からは桜チップの香りがしていました。

  • LeckerBissen(レッカー・ビッセン) 目黒区下目黒5−3−12(電話:03−5722−8686)

 営業時間:10:00〜18:00(水曜日休み)