秋のランチ@ラ・ロゼッタ(イタリアン、祐天寺・東京)


久し振りに、祐天寺のラ・ロゼッタへ。駒沢通りのまさに祐天寺の傍、駅からも少々離れたこの決していいとは思えない場所でもう10年以上続く貴重なお店です。お店の雰囲気も、落ち着いた感じでなかなかよい居心地。こちらのシェフは、山形・アルケッチャーノの奥田シェフとの親交があるようで、お店のブログにも時々その話題がでてきます。とはいえそういうことと、何度もいくことは、別のことなのですけどね。


「初めに出てくるサラダがおいしいお店は、その後もいい」…というのが自分なりの一つの経験則なのですけど、ここはまさにそれにぴったり当てはまります。山芋や蕪も和えられたグリーンサラダなのですが、ラタトゥイユレバーペーストが添えられているだけではなく、この日は柿が横について来ました。味はシンプルで好感が持てるもの。挽きたての粗い胡椒の香りとぴりりとした味わい、塩の粒の旨味など、香りも味もアクセントが効いてます。サラダそのものを十分に楽しませてくれると同時に、メインに向けて感覚が目覚めてきます(笑)。



ランチメニューは何種類かから選べるパスタに、サラダ、パン、飲み物のセットで千円。デザート付きで+200円とリーズナブルなもの。この日のパスタには、イワシを使ったものや鯛を使ったものがあり、ランチのメニューで魚系が複数あるのはなかなか嬉しいです。とはいってもそれ以外のメニューも気になってあれこれ迷った揚げ句、サルシッチャというソーセージと青唐辛子(大きくて辛みの弱いもの)のパスタを大盛りにして。こっちも粗びきの胡椒がアクセントになって、食べ進むうちにこってりしがちな味わいにキレをくれます。ワインがあればなぁ。。。と思いつつ、耐えました。パスタを食べ終えた皿には、さらりとしつつ肉のだしが出てる濃厚なオリーブオイルが。パンにつけて食べるも、またワインが欲しくなってしまうのでありました。今度は夜に来よう(笑)。

 目黒区祐天寺1−16−4(電話:3794−0117) 火曜休み、日曜祝日は夜のみ
 11:45〜13:30(ラストオーダー)、18:00〜22:00(ラストオーダー)