公設市場と、社交街

GWにこもっていたから。。。というわけではないのですが、この週末、沖縄に来ています。夏、ですね。気温は、まだ30度に届かないのですが、陽射しがピリピリ。


久し振りの、那覇二泊。おまけに、初の一人旅。一日は、夜の街を、ぶらぶらとしてみようか、なんて考えてきたわけです。


那覇には、有名な公設市場の近くに、映画館のある桜坂の辺りや、もう少しモノレールの牧志駅よりに、小さなお店が集まる地域があります。社交街、なんて名前のついた筋もあります。修学旅行の辺りや高校生たちが、手に手に袋を持って歩いている、国際通りのすぐ裏。そんなふうに、まったく違う雰囲気が、満ちているのが気になっていたんです。

探検には、歩くのが一番と、まずは明るいうちから徘徊をはじめました。国際通りと、ひめゆり通りの間を何度もぐるぐる。表通りから、こんなところに道があったんだな、なんてところを数m入ると、まったく別の光景が現れました。例の家のようなお墓がいくつもあったり、朽ちかけたような塀がつづいていたり。なんだか、パラレルワールドにいるような気分。土産物屋の方が、実は…なんて、つい妄想。


日が傾く頃、社交街には、猫が妙に目立ちます。なぜか、どの猫もみな、スリムです。でぶ猫、いません。おまけに、ニャーなんて鳴かない。人馴れしてるけど、ある距離からは、近付いてこないし、こっちが寄ると逃げていく。
ところで、公設市場は、女性がたくさん働いているって、よく知られてます。社交街などにある、居酒屋などを、切り盛りしてるのも、多分女性。このことは、重なっているんではないでしょうか。ふたつのエリアを、行ったり来たりしていたら、そんな表裏一体に、気がつきました。ひょっとして、猫は、その両者を結ぶものだったり…するのかも。
そうそう、夜の街で猫たちの代わりに鳴いているのは、ちょっと湿った声の、やもり。それはそれで、いい感じですよ。
さて、どこに入ってみましょうか。