山原(やんばる)は、ぬちぐすい。


ブログに書こうと思っていることって、時間が経つと、難しくなるばかり。と入っても、直後は言葉になっていないこともあるので、そちらも簡単とは言えません。間が空いても、意気込みや何かのきっかけがあればまだなんとかなります。でも、次から次へと新しい出来事が起こっていますから、難しさはどんどん増します。書いてしまえば、ストックとしての意味も生まれるのですけどね。。。なんのことを言っているかというと、一週間前の(まだ先週のことなんですが…)沖縄のこと。


今回は、那覇一泊、山原(国頭村)一泊という行程でした。古宇利島の後は、58号線を北上しながら滝を回りました。まずは、芭蕉布で有名な喜如嘉。ここには規模は小さいですが、喜如嘉七滝という滝があります。まっすぐ落ちるのではなく、何度も曲がるので七滝というらしい。集落の奥、案内の看板もないところにその滝はいきなりありました。
ここの先客は、三世代のご家族。子供たちを遊ばせるためにやってきたようです。たもを水中にくぐらせては何かを採っているようです。街中の小さな公園のようですけど、水の中に向ける目は真剣そのもの。子供といえば、喜如嘉では滝を探して半ば迷いながらレンタカーを走らせている時に、三人の小学生がすれ違いざまに、「こんにちは〜!」といって軽く会釈。これも、とっても印象に残ってます。


その後は、シークワーサーを求めてがじまんろーへ行く予定にしていたんですが、58号線の店の看板に"休業中"との札が。電話をしてみると、留守電。ちょっと気になりつつも、どうしようもないので比地大滝へ。ここは、きちんと歩道などが管理されているので有料。何度もアップダウンを繰り返し、普段の報いかなかなかの運動です。でも、赤ちゃん連れの方とか、小さな子供連れとかが何組も。
沖縄は、こんな森の中で汗かくこともできるんですねぇ。途中、川に降りて遊ぶこともできるし。滝は、本土の有名なものよりはずいぶん小ぢんまりしたものでしたけど、逆にすぐそこにある身近な感じが新鮮でした。そうそう、きれいな鳥やトンボが楽しめるのも、ここのいいところです。そんな寄り道をしながら、片道大体40分といったところでした。滝の冷気を浴びながら、小さな蟻に噛まれたりもしましたけど、ね。


宿は、オクマビーチがほど近い民宿。きれいな日没でした。日が沈むと 久し振りにみる、深い色合いの夜空に、月がくっきりと浮かびました。コントラストがいいですね〜。45ミリの望遠鏡でも、こんな具合で、東京で見るよりもずっと良く撮れたように思いますよ。今度は、月のない晩に星を観に来たいなぁ。。。翌朝は、近所を散策。途中通り雨があって、きれいな虹が。いやぁ、またそれが絵になることといったら。


普段は、暑いとか、蒸すとかいっていても、普段は身体の表面でしかそういうことを感じていないかもしれないですね。対立的なものを置くことで感じている、というか。暑いけれど気持ちいいとか、夕日みてるけど雨に濡れちゃった…とかそういうことは、皮膚の感覚と身体、そして周りの環境をとても連続的なものとして捉えている気がします。ちょっと子供の頃に林の中で虫を撮っていた時のことを思い出したり。自分は今、そういうものを求めてるのかもしれません。