ひとりランチ@蕎麦匠たじま

昔は蕎麦なんて、高いだけの食べ物だと思ってた。食事には量が大事なポイントだったその頃、蕎麦はとっても割が悪く思えた。その後、長野でいわゆる田舎風のしっかり噛んで食べる蕎麦をたらふく食べた頃からちょっと蕎麦を見直した。まぁ、酒を飲むようになったこともあるだろうなと思う。

蕎麦屋って道を究めるているような店もあれば、立ち食いや、懐石風・・・と様々。山奥でも街中でも、海外にもある。そんな風に考えると、蕎麦屋ほど幅広いタイプがある例は珍しいんじゃないだろうか。。。なんて思えてくる(関西に行くと、果たしてうどん屋がこれに相当するのかどうかはわからないけれど…)

さて、おいしいランチをいただいて、いつもより少〜しゆったりと過ごせると、ちょっと疲れ気味の時や気分転換をしたい時など、なかなか有効。あぁ、いったいいつからこんなことを覚えたのやら(苦笑)。この日いった広尾の「たじま」もそんな時間をすごせる店のひとつです。前回「次に来る時には!」と思っていた野菜料理と蕎麦のコースを頼み、注がれた蕎麦茶をいただく。と、熱いお茶なのにぬるくなく、吹いて冷ますことなく、喉をつ〜っと流れて、ほ〜っとできる。温度に気を使っているのだろう。暑い時に、これは嬉しいなぁ。

そんなお店だから、後は選んだ野菜の小鉢3種類と野菜料理一品を味わって、
 
最後の蕎麦へゆっくりとたどり着けばいい。この日の小鉢は、”とうもろこしの冷製茶わん蒸し”、”胡麻寄せ豆腐”、”蕪と茗荷の甘酢漬け”。野菜料理も散々悩んだ末に”夏野菜の天麩羅”。蕎麦はもりとかけを選べて、お代わりもできる。え?”もりとかけ”なんて組み合わせも出来るんだ〜(涙)。次はそれにしようっと。

<ひとりランチが楽しめるお店の条件>
・空気がゆったりしていて、ピークの時間帯でも満席になる一歩手前
・お茶が美味しく、お代わりもよく気がついてくれる店員さんがいる
・どれも食べてみたくて選ぶのが悩ましいメニュー
・もちろん、見て食べて美味しいこと
・最後に店主が笑顔で送ってくれる
・お店がそういう使い方をされることを意識している(^_^;?


蕎麦匠 たじま
港区西麻布3-8-6
電話 03-3445-6617