白い花の香り

土曜日、久しぶりの鎌倉。明け方まで降っていたのだろう、雨上がりの湿った空気が重い。その中に甘い香り。見回すと、梅と水仙が真っ盛り。そういえば雨の中?の森を歩いていて、なんともいえない甘い香りに包まれて驚いたことがあったっけ。湿った空気の中で植物から香りが発散されやすいのか、それともこちらの鼻が感じやすくなるのか、本当はどうなのかわからないけれど、そんなことも思い出した。

そしてこの香り、これも”白い花の香り”ですね。白ワインの香りの表現に出てくるやつ。もちろん、むせるような(^_^;観賞用ジャスミンのような濃い香りじゃありませぬ。こんな連想で、ワインのことまで頭の中は飛んでいってしまい。。。(笑)。ワインといえば、最近行ったあるフレンチ・レストランでソムリエさんに一つ教わったことが。
「白ワインを選ばれる時には、酸味が”レモンのような”ものか”乳酸のような”タイプかを考えるといいと思いますよ」
ふむ。なるほど。酸っぱいという中にも大きく二種類あることは自分でもメモしたのに、展開力が欠けてました。ちなみに、ロワール辺りに代表されるソーヴィニオン・ブランは前者、ブルゴーニュ辺りは後者なんだな〜というのがその時飲んだワインからの印象です。昔ワインを買いに行って「これはキリッとした酸が特徴で…」なんていわれると「う〜ん、酸っぱいのはちょっとなぁ。。。」なんて思ってしまっていたもんです(きっぱり)。日本語で”酸味”って互いに理解しながら話すのって難しいですね(苦笑)。

…この日の夕食に白ワインが並んだのはいうまでないことで。あは。