佐藤養助@銀座

確か、自分で初めて稲庭うどんを食べたのはランチで銀座・寛文五年堂だった。うどんと名はついているけれど、氷見うどんよりも細くて(そう思った)なんてつるつると心地よいうどんなんだろうという印象だった。そのころは讃岐うどんなど知る由も無く、うどん認識率はずっと低かった。

昨年12月に首都圏に初めてオープンした直営店だというこの「佐藤養助」、うどん屋にしてはかなり高級そうな雰囲気のつくり。そういえば、ここのうどんを出してくれる大船の「鴇」もちょっと似た感じ。値段もいいのは、HPにうたっているように"完全手作業”で作っているからかな。お勧めを聞いたら、やはり胡麻味噌と醤油の二味のうどんつゆのせいろ(¥1100)。ということでそれを大盛り(+¥150)で。。。だって少なめなんですっていうんだもの^_^;)

若干黄色みがかかったうどん(※写真は少し黄色みが強くなってしまった気がする)は、平たいけれど腰がある。そして、不思議なぐらい喉越しが気持ちいい。この細さと形状がポイントなのだろうか。あぁ、でも"腰"といっても讃岐のように一本一本がむちっぷりっというよりも何本も一緒になって弾力を楽しむ、というような感じなのだけど。いろいろネットで見ているとこの店のうどんは中に小さな気泡がたくさん残っていて、それが”腰”に繋がっているらしい。

それにしても数寄屋橋旭屋書店から外堀通りを一本首都高側に入ったこの裏通りは、「むとう」「國定」があり「佐藤養助」が加わった。そのまま新橋方向に歩くと「黒尊」もあるし、妙に楽しい和食通りになったなぁ(^_^)

  • 銀座 佐藤養助 :中央区銀座6-4-17/電話 6215-6211

 http://www.sato-yoske.co.jp/ginzaten.htm