久しぶりに訪ねた家…じゃないけれど@武蔵家(居酒屋、野毛)


 いやいや、こういう店があるんですね。しかも、横浜・野毛に。ふっと道を脇に入り「あぁ、こういうつくりの家って昔はよくあったっけなぁ〜」なんて思って歩きながら見ていたら、そこだった。だって、看板も何も出てないんですよ。こりゃ、わからないよなぁ。わかったって、初めてじゃ入れないよなぁ(^_^;) 連れてってくれた人によるといろいろとあるらしい。曰く”お酒は三杯飲んだらそれで終わり”とか、”つまみは出てくるものが決まってる” とか。


引き戸をがらっと開けて入る。お〜たたきにカウンター。ありゃりゃ、ちびた椅子とテーブルだぁ(^_^)。それの向こうには、こぢんまりとした座敷。一瞬、昔行ったばぁちゃん家を思い出しちゃった。昔風じゃなくて、そのものなんだもの。早速お酒を頼むと、わぁ、丸い土瓶に入ったぬる燗をガラスのコップにぎりぎりまで!(これが三杯までってやつだ)この一杯めで出てくるつまみは、玉葱の酢漬け?とおから。いや、どちらもいけます。おからなんて、外で食べるものでおいしいと思ったものはほとんどないけれど(たいてい甘すぎるか、味が濃すぎるんです…)、こりゃ素直にいいつまみ。

  

で、お代わり。今度は鱈豆腐がやってくる。へ〜これもいいなぁ。鍋でもこんな感じ(一人用)で食べさせてくれるところ、少ないんじゃないだろか。薬味、豆腐、鱈、汁といい具合。で、しばらくして納豆が登場。ふぅむ、そうくるわけですね。どれも食べたことのあるものばかりなのに、こういう流れでいただいたことは無かったなぁ。ここで一番味が濃くなるわけか。そして三杯目では、お新香の盛り合わせが。


以上三杯と五品で席を立つのがこの店のルールなんだって。これぐらいで家に帰るのがいいのよって老女将。それにしてもこれで2000円とは!。なんだか恐縮しちゃいます。それにしても、こういうお店がいろんなところにあったなら。。。まっすぐ家に帰るのはさぞ大変だろうなぁ(笑)。また行きたいし。


- 武蔵家  045-231-0646/横浜市中区野毛町3-133 お店は17時からで、土日月は休み