新茶の季節


「春と言えば、花粉症の季節」。。。となってしまった頃、その頃はまだ花粉症なんて名称が無かった気がしますけど、日本酒をあれこれ飲むのが楽しい時期でもありました。で、それがちょうど新酒と重なってしまうんですよね〜。香りがわからない、のどはひりひり…と最悪の状況。何年か前からそれが大分軽くなって、今は新茶を楽しみにする季節になってます。ほかにもいろいろな楽しみがあるんだろうな〜。。。

  • 日本一早い!?沖縄・東村の新茶(種類不明)

先々週の沖縄行きで購入。シーカヤックから降りて、まだ日焼けのことなどま〜ったく気にしていなかった頃、道沿いの小さな売店で偶然見つけたお茶。なんたって安かった。500円の新茶なんて初めて。沖縄でお茶と言えば、多くはさんぴん茶日本茶を作っているとは考えてもみませんでしたよ(失礼!)。それにしても、さすがにこっちは早いんだなぁ。普通に出回っている深蒸しの、濃い味わいは苦手なので、もしそうだったら…という点だけがドキドキで。

開けてみると、見かけは荒茶のようで茎みたいなものも混じってますね〜。全体的に香りは強くなく、ほのかに甘い。思い切ってちょっと熱めの湯でいれてみました。渋みも弱くすっきりとした味わいでここ数日の夏のような気候にはちょうどいい。なんとなくさんぴん茶に似た喉越しに思えるのは刷り込みかな(^_^; なんてこと考えつつ、土産に買ってきちんすこうと一緒にお替わり。

 ・ 新茶(100gパックで500円、慶佐次の売店にて)



  • 浅蒸し生仕上げの屋久島の新茶(ゆたかみどり)


お茶の葉を摘んで、蒸す際の時間が短く、その後の乾燥を(多分、全くしていないんではなくて)あまりしていない作り方のもの。お茶の葉そのもの〜という感じがするものです。これは4月中旬から摘まれたものということです。葉だけ嗅いでみると海苔を思わせる香りがするのが面白いなぁ。いれると思ったよりも濃いめの色合いで、口に含むとさっきの海苔にちりめんを思わせる香りが混じっているように感じて、思わず”ご飯〜!”が脳裏に浮かんでしまうありさま(^_^;

ただ、意外に”葉っぱだな〜”という青臭さを感じなかったんです。確かに茶葉そのものの色がしっかりと濃い目だし。お茶が育ちすぎちゃったのか、蒸しが強かった…なんてことはあるなかなぁ?それとも、ゆたかみどりという品種の特性なのかな?いずれにしてもそんな味わいも、この時期の生仕上げ茶の楽しみだったので、ちと残念だなぁ。

 ・ 屋久島(100gで1300円ぐらい、茶の葉@松屋銀座