春のチーズ


ここのところ新じゃがを洗っていると、どうにも皮が剥け始めている自分の足を連想しちゃってたまりません(苦笑)。さて、連休用にと、奮発してフェルミエ(渋谷店)でチーズを四種類買い込んじゃいました。100gずつでも買えちゃうのがこういうお店のいいところですね〜。

  • ペコリーノ・トスカーノ・フレスコ(羊乳:中部イタリア)
  • スプレッサ デッレ ジュディカリエ(羊乳:北イタリア)
  • タレッジョ(牛乳:ウォッシュ、北イタリア)
  • 3ヶ月熟成ブルー・ド・ラカイユ(牛乳:オーベルニュ、フランス)


そのまま素直においしいな〜っと思ったのは、フレスコ。今が旬の羊乳製で1ヶ月熟成のフレッシュなタイプのチーズ。牛乳チーズに比べてさっぱりとして軽い味わいで、むっちりとした食感。後口にほのかな甘さがやってくるのがなんだか楽しい。こういうチーズを食べると、自分の頭が”チーズ=牛乳製”に染まっているのがよ〜くわかります。舌はチーズだと思っているのに頭は(?_?)状態、なのに全体的な印象はケーキみたい。ぐちゃぐちゃです(そこが面白くもあるんですが)。チーズを食べつけていないってうことなんですね〜。。。あはは。当たり前だけど(^_^;


「きっと、産地では、日本の納豆や漬け物のような感じでぱくぱく食べているんだろうな〜」そんなことを思ってしまったのは、イタリアのウォッシュ・タレッジョ。いくらイタリアとはいってもそこはウォッシュ、やはり力の強いチーズです。おまけに皮になんだかじゃりじゃりする食感があるので、皮ごと食べると今ひとつな感じになっちゃう(これで以前失敗...)。ところが!皮を外して、蒸かしたジャガイモにのせてとろ〜りとさせて食べるとそんな印象が一変!!まろやかで、味のきつさは感じなくなっちゃいます。いくらでも食べられる素晴らしいチーズに化けちゃうのはなんでだろう? まるで”おにぎり”のような組み合わせ。チーズ単独ではおそらくつらいはずですけど、ロワールのワイン(SAVENNIERES)と合わせても違和感が無くなるように思っちゃいましたから(←酔って味覚が鈍くなった!? 訳ではないと思うのだけど…)。こういうこ
とがわかってくると、お家ご飯が一層楽しくなっちゃいます。


スプレッサはアルプスのふる〜いチーズなんだそうですけど、DOP取得は2003年と最近のことなんだとか。リコッタ・チーズのように、ホエーを使って作っているらしく、さっぱりとしているのにうまみはあるというタイプのチーズ。そのまま食べてもおいしいけれど、ちょっと濃いめの蜂蜜を合わせるといいとお店で教えてもらいました。お勧めはは”栗”の蜂蜜だとか。さっぱりしたチーズとしっかりした蜂蜜の組み合わせと聞くと、チーズ大丈夫かな〜と思っちゃいましたが、家にあった”マヌカ”と合わせてみましたけど、これもいけますね〜!きっと”森”の蜂蜜もいいだろうなぁ。それからルッコラのような”緑の葉っぱ”系のサラダに薄く切ってトッピングしてもいいですね〜。パルミジャーノのような凝縮した濃さとは違うドレッシング感覚とでもいったらいいのかな。この辺りが単にさっぱりしたチーズとは違う一面でしょうね。


さてさて、ブルーが残っちゃいました。このブルーも試食させてもらったときの印象は、辛みが少なくて、ほのかに甘みさえ感じるおいしいものだったんですけど、これは明晩の。。。!?



。。。それにしても、チーズの写真って難しい。色が実物とどうも違っちゃう(-_-;