白粥のような茶@岩茶房(中目黒、東京)


ちょっと気になるモノを見てみようとランチの後でMUJI LABOへ行ったけどピンと来ず、久しぶりに本屋をぶらついても、飛び込んでくるものが無い。ありゃりゃ〜久々に来ちゃったかも(^_^;)。。。ちょっとポーズをいれたほうがいいかな(都合がいい解釈は毎度のことだ)。


「こんなお茶が飲みたいんですが…」
「それならば、白鶏冠はどうでしょう?」


岩茶房で名残の紫陽花とすっかり色が濃くなった柿の葉をぼ〜っと眺めつつ、そのお茶を待つ。そうか、もうすぐ七夕か。数枚の短冊がかかった竹が店内にある。土曜日には既にあれこれ予定をいれているのに、すっかり忘れてた。う〜ん、こりゃ重症かも(笑)。


「お待たせいたしました」


蓋を取ると、岩茶にしては薄目の色。微かにココナッツのような香りを嗅いだような気がしたけれど、”あれっ?”と拍子抜けするぐらい穏やかで柔らかな味わいだ。今まで飲んだ岩茶のどれよりも自然に落ちていく。柔らかな清水を飲んでいるみたいな感覚で。小さな急須の中で絡み合ってる葉を覗いてみる。緑というよりも、もう少しで落ち葉になる?というような色の3センチぐらいの葉。そうだ、白茶に近い雰囲気も持ってるな。


目の奥のほうが少しじんわりとしてくる。ツボを押されるというよりも、手を当ててじんわり。。。というような。それが段々と広がって消えていく。他に明確な自覚症状は感じられないのだけど、そんな波に意識を任せて。。。と、右肘に蚊が留まっているではないか!あぁぁ、戻ってきちゃった。


「短冊をかきませんか?」


声をかけられた。こちらはこちらで、いいもんである。


  • 岩茶房 目黒区上目黒3−15−5(TEL:3714-7425)

 営業時間 火〜土・祝 午前11時〜午後7時(L.O. 18:30) 日・月休