英国にまだ美味いものあり!Sleightlet(山羊乳製フレッシュ・チーズ)


え〜昨日無事帰国しました。帰りのNH202便も隣の席は空いていて、助かりました。さて最終日、ミーティングを済ませてから向かった先は、ロンドン在住者に教えてもらったCoventGarden駅のそばにあるチーズ店。イギリスでチーズというと、多分一番著名なのはスティルトン(ブルーチーズ)でしょうかねぇ。しかし!実はチェダーになかなか凄いものがあるんですね〜。いつもいろんなチーズを教えてもらってるフェルミエで扱っている、モンゴメリー・チェダーがそれ。チェダーチーズっていうとよ〜くあるあれね!って思ってしまいますが、こいつ一味も二味も違う。しっとりとしたハードチーズで、複雑な味わいと旨味の粒々が何とも言えない一品で、お気に入りの一つ。で、今にも降りそうな曇天の下、店に着いたぼくはそのモンゴメリー・チェダーが丸ごと二つ店頭に招き猫か達磨のごとく置かれているのを見つけてあんぐりしてしまったのでした。「な、な、なんだこれ。。。」


小さな店だけど、一歩店内に足を踏み入れると…鼻の中はもちろん、身体中がチーズの匂いに包まれる〜あぁ、チーズに酔ったような。頬が緩むのが自分でもわかってしまう(ということは表情の変化にも現われているのだな。。。もうどうでもいいやぁ)。にこやかなお兄さんが「Hi!」。こちらも「はぁい!」


「えぇと、友人がロンドンでチーズ買うならここが一番だ!って教えてくれたんだ。でもって、モンゴメリー・チェダーがお気に入りで日本でも食べてるんだ。今日日本に帰るので、イギリスの美味いチーズを買って帰りたいんだ。お勧めを教えてもらえる?」
「Sure!」

初めに削ってくれたのはオレンジがかったやや縦長の円筒形のチーズ。
「。。。(もうちょっとミルキーな感じがいいなぁ)。。。他には?」
「ソフト系とハード系とどっちが好きなんだい?」
「(^_^)両方!」
「(^_^;)。。。じゃ、これはどうだい?」
「どれどれ、シェーブル(山羊乳製チーズ)だね。。。え!?(@_@)な、なんだこれ〜っ!!」


シェーブルは得意とは言えないチーズ。というかまだまだおいしいシェーブルってどういうものかが分からず自分の物差しが出来ていないのだ。ちょっとホロホロして粒感を感じる食感、酸味。どちらも微妙なのだ。と・こ・ろ・が!この直径10cmほどのチーズときたらっ。しっとりと瑞々しくて、きめ細やかで滑らかな舌触り、ほのかにミルクの風味も感じる。今まで食べた山羊乳チーズっていったいなんだったんだろう…?と思うぐらい。フレッシュなシェーブルに対する自分の物差しの一つになってしまったのだ。


「こ、これ、ひとつ!」
「OK」


説明書きを写して帰ったのだけど、そこにはロンドンの西、Bristolにほど近い辺りの農場製とある。Googleでみてみると町の郊外には牛や羊?だろうか点々と写っていた。山羊の種類がフランスと違うんだろうか?作り方に何か特徴があるんだろうか?この辺りは次にいく機会があったらぜひ聞いてみたいものだなぁ。それにしても。なんだ、あるじゃない。イギリスにも美味〜いものが(^_^)うへへへ。