白日夢の世界〜立川志の輔さん独演会・21世紀は21日(十月)


チケット売り出し初日。10時3分に万が一電話がつながっても、油断しちゃあいけません。最後まで受話器に流れる指示通りに入力を済ませた後で「予定の枚数は終了しております。。。」なんて無情な録音を聞くことだってあるんですからねっ!そんな競争に敗れて…チケットは取れなかったのだけど、偶然にも1枚譲って下さる方がいて(涙)、感謝〜!!


ところで今月は21日が日曜日。ということで開演も14時からという設定、おまけに天気の良い日曜日。そんなわけで「終わって外にでたらもう真っ暗じゃ申しわけない」と、志の輔さん。16時には終わって、外は綺麗な青空でした。ほぼ毎月、独演会。そんな定期的な会でも、こんなふうに客席との"やりとり感"を醸し出す工夫、あるんですねぇ。でもって時間短縮の種明かしは、前座が省略されたこと(^_^;)。さてそんな10月21日は、「そば清」「宿屋の仇討」という内容でした。そうそう、昼間の会の時には間に挟まる松本ヒロさんの「今日のニュース」、ホントにさっきやっていたラジオのニュースのパントマイム。何だか夜の会の時よりドキドキしながら、やっぱり爆笑。




「ずっ、ずず〜っ」というそばの食べっぷりが見事で思わずこっちの腹が鳴ってしまう(-_-;)「そば清」。かけ蕎麦ならぬ、蕎麦賭けなんてあったんですねぇ。初対面同士がそんなことをしてしまう江戸のおおらかさ。かたや、隣部屋のどんちゃん騒ぎに迷惑を被る侍・飲んで騒ぐ魚河岸の連中・宿屋の番頭(?)のキャラクターを見事なコントラストで演じ分ける「宿屋の仇討」。自分も含めた客席の笑い声やかたずを呑む沈黙は、座布団の上の指揮者のタクトにあわせて歌う楽器状態といえるかもしれません。はい。



さて。ミーティングやインタビューが終わって、互いに別れるまでの短い時間にあれこれしまいながら交わす会話、実はとっても面白いことがでてきたり、大事な内容が語られることはよくあります。緊張がほどけているし、ホンネっぽい。21日の会は最後のオチの後で、幕が下がって一旦舞台についてから、相撲の立ち会いよろしく再び揚がります。その後のやりとり(といったって、喋るのは志の輔さんひとりなんですが)は、聞いてるこちらもマクラとは違って張りつめた感じじゃないもの。笑いも番茶のように柔らかい。複数回来ている人も多いだろうから、そんな構成を知っていて、誰も席を立ちません。



あぁ、終わっちゃった。。。