イタリア北西部めぐり〜ロッシーニ&テステゥン・ディ・カプラ


原油高だとか、ガソリンが高値だとか、カナダドルが史上最高値だとかはどうもピンと来ないんでありますが、ワインやチーズの値段が何だか高くなったなぁ。。。と実感する食欲の秋であります。まぁそうは言ってもですね、見たり聞いたりしてしまうとそれはもうブレーキの壊れた車みたいなもんですから腹に収まるまで止まりゃしません(爆)。今回は偶然、イタリアものを二つ紹介してもらって気に入っちゃいました。



青コーナー、じゃない珍しくブルーチーズをひとつ。イタリア北西部、ロンバルディア州ロッシーニ。ふわんっとあまぁい香りがしてくるのは、シチリアの甘口ワイン用野葡萄の絞り汁につけて熟成しているからなんだそうだ。ブルーチーズは、甘口ワインと合わせると何ともいえないもんですけど、こいつは最初からみごとな合体済み。そのままクラッカーなどにつけて食べると、ちょっぴりピリッとしてからミルクの味わいが口に広がって、その後をじんわりと甘味が覆ってデザート気分。。。さらにワインとのベストマッチングになると、トリプル・マリアージュ!?(←なんだ、それ -_-;)




さて白コーナーならぬ、色白チーズ代表といえば、山羊。この山羊乳製チーズもわが家のテーブルに上るのは珍しいタイプです。そろそろ今年の山羊チーズのシーズンも終わりに近づいてますし(あ、今では冬でも並んでる種類もあるようですけど)。でもなんでこのテストゥン・ディ・カプラが購入に至ったかというと、試食させてもらったら、なんと!今まで知ってる山羊さんとはぜ〜んぜん違う世界が一気に舌の上から頭の中まで広がったからなんです。"若い酸味、ホロホロと崩れるような食感、さっぱりとした味わい"それがほとんどの山羊だと思ってました(先日のイギリスの山羊乳製チーズは例外中の例外という感じだったんです)。しかし、これはまるでハードタイプというぐらい熟成してる。でもって口に含むと優しいミルクの味わいと溶けていくような食感。そして余韻。。。はワインとともにごっくん(笑)。わが家の山羊乳チーズ発見装置(^_^;)も「なんだろう、これ。。。」と検知に至らずだったぐらいなのです。あぁ、食べるのもったいなくなっちゃった。あは。