薄物土産〜モズクジャーキーと、八重山上布


そろそろ今回の石垣島ネタを終わりにしようかと。最後はやっぱりお土産で。


沖縄は、織物の宝庫。いくつもの織り方があるし、素材も綿はもちろん、麻(上布)もあってこちらがまたいい風合い。織り方だけじゃなくて織り込まれる模様にも、よくぞそこまでシンプルにしたな〜という中に、色との組わせで味わい深いものを感じてしまう。インドネシアなどとの共通点も感じる。今回はまず普段遣いのつもりで、海と空を描いたような藍色のグラディエーションのものと浅葱色の八重山みんさーのテーブルラグを購入。


そして、薄物をもうひとつ。。。こちらは食べられるやつ。モズク。沖縄はモズクがよく取れるしよく食べる。能登辺りでとれるものと違って太いヤツ。これを味噌汁の具にしたり、野菜と合わせて書き上げにしたりとよく使われる。でも持ち帰りにくい。かさもあるし、水分あるから結構重い…んだけどこれなら大丈夫、土産にはモッテコイ!モズクジャーキー。市場の二階で購入しました。
見た目は傷ものの海苔のような(爆)。でもモズクだから、結構腰がしっかりしてる。泡盛のつまみ用にと買ったのだけど、製造元ぴにおんのサイトには水でもどしても使えるとある。ふむ、それはいいなぁ。80倍に圧縮してあるというからかなり増えるはず。バリッと折ってそのまま口に入れると、ぬめりも感じるし、なんだか膨らんでいくような気がする(←影響されやすい)。味そのものは薄めだけれどしっかりとした香りも含めて、あぁモズク〜である。ただしこんな注意書きがある。「食べる時は水分を一緒にとって下さい」(笑)。買ってきた請福の古酒と一緒にしばらく楽しめそう。


。。。同じ市場二階の一角に八重山上布のコーナー。立ち寄ったら、テーブルラグサイズの上布に一目ぼれ。色も風合いも涼しげで眺めているだけでなんだかすぅ〜っとしてくる。ちょっと迷ったけれど結局買いこんでしまった。いや、昔の人はこういうものを身に纏っていたんでしょうねぇ。糸の見目すがすがしさ、張りのある手触り、思いを込めた色と模様の組み合わせ(これは確かツバメの模様だったよな…)。苧麻の栽培から収穫、そしてここまで仕上げるために費やされた多くの作業と、でき上がった布からもらうエネルギーに感謝。