紙と糸と触感でつくるカタチ〜製本ワークショップにて


自分の手で感触を楽しみながら、形になり、作り上げられ、手に取れるようになり、誰かにみてもらうこともできるようになる。不思議に嬉しさが込み上げてきます。料理もそうしたものの一つだと思います。他には最近そうしたものに関わっていない気がします。あ、仕事でよくやる手書きしたりポストイットを多用しながらあれこれ考えたり資料を作ることも、それに通じるなぁ。


三宿の「ものづくり学校」で、3時間の製本の体験ワークショップ。材料は用意されているので、助かります。細長い紙を折ってつくるCDケースと、糸で綴じる小さなメモ帳を二冊、作りました。折り目の付け方、力の入れ方、道具の使い方etc.本やネットで知ることはもちろんできると思いますが、知っても実際に行動に移す方がパワーがいるんですよね、自分は(笑)。


指先でそれぞれ触り心地が違う紙に触れながら、曲げたり、折り目を付けたり。手前から横からのぞき込みながら位置を決めて、紙を折ったり、穴を開け糸を通しました。象牙のへらや、ワックスを塗った糸は初めての触感でした。よく知っているはずの"普通の"紙も、なんだか初めて触れているもののようでした。モニタ画面に正面から向き合って、文章を書いたり、資料や何かを作るのとは違うもんですねぇ。感覚や身体を使うというのは何でこうも単純にウレシクなるんでしょうねぇ。


今回のワークショップ、若い友人が声を掛けてくれました(感謝!)。この日の受講者は10数人。。。自分以外はみな女子でした。もちろん、決してイヤではないのですが、なぜか以前から割合こういう状況が起きてしまうのです(苦笑)。男子のみなさん、次はぜひどこかでご一緒に(笑)。