普段はあまり食べないのに、これは喜んで食べちゃう二つ〜光兎餅&とれたて紅ほっぺ(苺)

いつの頃からか、お餅を食べようと思わなくなっちゃいました。いえ、和菓子の類いは別ですが(苦笑)。雑煮とか磯部巻とかいわゆる、家で煮たり焼いたりして食べる餅から遠ざかったんです。その理由も考えずにいたんですが、この餅を食べるようになって、その理由が想像できます。おいしくなくなっっちゃたから…です。

 
山形県に近い新潟県の北端で、こがねもちというもち米を使って作られるという、この光兎(こうさぎ)餅。名前からして印象的ですけど、なんでも同名の山があってそこから付けられた名前のようですね。この近くからお米をとっているのですが、そちらで教えてもらい取り寄せてみたら…ということで我が家に定着。


鏡餅は、神へ献上した食べ物だと聞いたことがあります。この光兎餅を口に入れると、餅というのはそういう清々しい食べ物なのだと、自然に思い至ってしまうのです。よくのび、きめ細かい。そして香りと噛み心地の心地よさ。まるで、更科と田舎そばのいい処を合わせたような。ただ炙って食べるだけで、ご馳走をいただき満たされていく気分にトリップできます(笑)。雑煮にした白い餅ももちろん、草餅、豆餅も一気に無くなりました。






 苺はなぜ英語でstrawberryなのか。他のberryと名のつくものは、ラズベリーブラックベリー、ポイズンペリー、みんな木になりますもんねぇ。苺がなぜ「-berry」でなのかは知りませんが、この「紅ほっぺ」を食べると、あぁ苺もベリーなんだなぁって思います。それほどこの苺の香りは特徴的です。

今年もいただいてしまいました。千葉から届いた天敵を使って害虫を退治しながら作られた紅ほっぺ。普段、粒の大きな苺を買うことはほとんどありません。甘味ばかりが強くて不自然で、高いというのが我が家の言い草です(笑)。小粒の安い苺は、酸味も適度にあって甘味偏重主義ではないように思うので、もっぱらそちらが冷蔵庫に控えているんです。ところがこの紅ほっぺなる品種、立派な体格をしながら、ベリー類を連想させる華やかですっきりとした香りがあり、味も甘いだけじゃなくほのかに酸味もあってなかなかに楽しめちゃいます。ミルクをかけたり、砂糖やクリームと合わせたり、なんてことは一切せずに、そのまま口に放り込むのがお勧めです。苺狩りに行ってその場で食べるとまたおいしいんだろうなぁ。え!?…もう食べちゃったの?